最近ではなかなかいい作品の入手が難しくなっている蓑虫山人の作品です。もともとそれほど入手の難しくなかった画家の作品ですが、日曜美術館で特集されてからか、いい作品にはいいお値段がつくようになりましたが、席画のような簡略的に描かれた作品はあるものの、味のあるいい作品は市場には出回らくなっています。
この作品は郷里の骨董店にて購入した作品です。
舟上独酌図 蓑虫山人筆 その24
紙本淡彩額装 誂:タトウ+黄袋
全体サイズ:横537*縦356 画サイズ:横296*縦225
珍しく額装にされた小作品となっています。
舟の上でお酒でも飲んでいる蓑虫山人自身を描いたものでしょうか?
作風から蓑虫山人と判断できますが、落款や印章はさらなる確認が必要となります。
北東北にはなじみの深い蓑虫山人ですが、東北でも知る人は少ないようです。
この特集のような書き込みの多い作品は市場に出回ることはもうないでしょう。
ともかく面白い絵を描きます。
古い額装は裏面が布張りになっているなど非常に脆いので、きちんとタトウや黄袋を用意して収納するといいでしょう。
黄袋や額用のタトウは世界堂が一番安いようですが、ちょっと大きめの額屋さんなら用意してくれるようです。