夜噺骨董談義

収集品、自分で作ったもの、見せていただいた品々などを題材に感想談など

舞図 山川秀峰筆

2011-03-25 05:55:33 | 掛け軸
美人画のようなものを幾つか投稿しましたが・・。

舞図 山川秀峰筆
紙本着色軸装箱入



オークションで競り合うと美人画は本当に高くなります。私のように資金が不足している者は共箱でないもの、多少傷みのあるものないと入手できません。

本作品は共箱でないこと、多少傷みがあることが上げられる。それ故額装に改装することとしましたが、未だにたしか(笑)軸装のままなはず押入れに転がっている・・。



面白いことに美人画の贋作はわんさかとあり、その殆どが稚拙な作品です。それでも値がつくから不思議です。男はやっぱり美人に弱い。本物の美人は3日で飽きると言いますが、本当の美人画は3年見ても飽きない(笑)。

山川秀峰:京都生。名は嘉雄。はじめ池上秀畝に花鳥画を学び、のち鏑木清方に師事、清方門で伊東深水、寺島紫明と共に三羽烏と称された。

新しい感覚の美人画を好んで描き、清方の期待を受ける一方、深水とともに青衿会を主宰、東都画壇での美人画の発展に功績を残した。落ちつきのある静かな美人画が特色だろう。作品自体は少ないようで、なかなかお目にかかれない。記念切手にも「序の舞昭」がなっている。昭和19年(1944)歿、47才。


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