
8月14日に義父が永眠しました。昨年の8月には亡くなった家内の母、友人、そして小生の母とここのところ身近の人がどんどん亡くなっており寂しい限りです。
父は一度自宅に手ゆっくりしてもらいました。床には木村武山の「聖観音 立像」の軸を掛けました。

さて今年のお盆休みには帰省できなかったので、本日は望郷の作品の紹介です。ここからは父の亡くなる前からの原稿となります。なにかと家内共々慌ただしくゆっくり原稿を仕上げている間もありませんので、粗雑な原稿あることはご容赦願いたいと思います。
我が郷里の近い出身地の画家である葛西四雄の作品の紹介です。最近でこそ少しは入手しやすくなりましたが、前は評価が高くなかなか入手しづらい画家でした。いつも高嶺の花と指をくわえて観ていた画家です。
北国の漁村 葛西四雄画
油彩額装 右下サイン 誂タトウ+黄袋
全体サイズ:縦550*横630 画サイズ:縦375*横450 F8号

葛西四雄は大正14(1925)年に小生と郷里が近い青森県南津軽郡に生まれています。県立青森師範学校を中退、昭和28年から同36年まで小学校助教諭をつとめ、この間、同32年奈良岡正夫につき、同年の第10回示現会展に初入選しています。

昭和37年第5回日展に「滞船」が初入選、翌年示現会会員となり、同44年から安井賞候補展へもしばしば出品しています。同46年改組第3回日展に「北の漁村」で特選を受け、翌年日展無鑑査。同53年、第10回日展に「北の浜」で再度特選となり、同60年には日展会員に推挙されました。

昭和57年新宿小田急で葛西四雄油絵展を行ったのをはじめ、翌年には奈良岡正夫らとの四人展を銀座松屋で開催、同展は以後6回続きました。示現会理事をつとめ、日本美術家連盟会員でもありました。

北国の海を題材に力強い写実の作風で知られ、特選受賞後の日展への出品作には他に、「北の海辺」(14回)、「岬」(16回)、「北の漁村」(17回)などがあります。

更なる活躍が期待されていましたが、'90年に64歳の若さで惜しまれつつ他界しています。

北国の漁村をモチーフに、暗い鈍色の海と白銀の雪、そして赤い屋根のある風景が特徴で、人気を博した画家です。

青森に仕事で赴任していた頃にぜひ欲しいと思っていた作品を描く画家のひとりでしたので、今回入手に踏み切りました。もうひとりの画家、向井潤吉もまたぜひ入手したい画家の一人です。
*向井潤吉の作品は本ブログで色紙に描かれた人物画を紹介しています。

念願の画家の作品を入手して展示室に飾って悦に入っています。
*今週末には母の一周忌のため帰郷の予定です。

さ~、次は向井潤吉・・・、望郷の画家らの作品、入手はいつになることやら、欲望は尽きない・・・・
父は一度自宅に手ゆっくりしてもらいました。床には木村武山の「聖観音 立像」の軸を掛けました。

さて今年のお盆休みには帰省できなかったので、本日は望郷の作品の紹介です。ここからは父の亡くなる前からの原稿となります。なにかと家内共々慌ただしくゆっくり原稿を仕上げている間もありませんので、粗雑な原稿あることはご容赦願いたいと思います。
我が郷里の近い出身地の画家である葛西四雄の作品の紹介です。最近でこそ少しは入手しやすくなりましたが、前は評価が高くなかなか入手しづらい画家でした。いつも高嶺の花と指をくわえて観ていた画家です。
北国の漁村 葛西四雄画
油彩額装 右下サイン 誂タトウ+黄袋
全体サイズ:縦550*横630 画サイズ:縦375*横450 F8号

葛西四雄は大正14(1925)年に小生と郷里が近い青森県南津軽郡に生まれています。県立青森師範学校を中退、昭和28年から同36年まで小学校助教諭をつとめ、この間、同32年奈良岡正夫につき、同年の第10回示現会展に初入選しています。

昭和37年第5回日展に「滞船」が初入選、翌年示現会会員となり、同44年から安井賞候補展へもしばしば出品しています。同46年改組第3回日展に「北の漁村」で特選を受け、翌年日展無鑑査。同53年、第10回日展に「北の浜」で再度特選となり、同60年には日展会員に推挙されました。

昭和57年新宿小田急で葛西四雄油絵展を行ったのをはじめ、翌年には奈良岡正夫らとの四人展を銀座松屋で開催、同展は以後6回続きました。示現会理事をつとめ、日本美術家連盟会員でもありました。

北国の海を題材に力強い写実の作風で知られ、特選受賞後の日展への出品作には他に、「北の海辺」(14回)、「岬」(16回)、「北の漁村」(17回)などがあります。

更なる活躍が期待されていましたが、'90年に64歳の若さで惜しまれつつ他界しています。

北国の漁村をモチーフに、暗い鈍色の海と白銀の雪、そして赤い屋根のある風景が特徴で、人気を博した画家です。

青森に仕事で赴任していた頃にぜひ欲しいと思っていた作品を描く画家のひとりでしたので、今回入手に踏み切りました。もうひとりの画家、向井潤吉もまたぜひ入手したい画家の一人です。
*向井潤吉の作品は本ブログで色紙に描かれた人物画を紹介しています。

念願の画家の作品を入手して展示室に飾って悦に入っています。
*今週末には母の一周忌のため帰郷の予定です。

さ~、次は向井潤吉・・・、望郷の画家らの作品、入手はいつになることやら、欲望は尽きない・・・・
