
整理するために過去の作品を仕分けしています。趣味の断捨離というか改修している男の隠れ家に飾たり、保管する作品を選別していますが、かなりの作品が手元から離れることになりそうです。

作品を見なおしていると古い作品で表具が魅力的な作品が意外に数多くあることに気がつきます。
古画 騎馬武将図 作者不詳
紙本着色軸装 軸先象牙 合塗箱入
全体サイズ:縦1178*横406 画サイズ:縦321*横296
紙本着色軸装 軸先象牙 合塗箱入
全体サイズ:縦1178*横406 画サイズ:縦321*横296

ちょっと折れが気になる状態になっており、締め直しを検討する必要がありそうです。

信頼できる腕の良い表具師に依頼しないと古い表具などの良さが消えてしまうこともあります。

このような古裂を使った作品は茶室に似合いますね。

松 和漢朗詠集 古今和歌集
紙本刺繍軸装 手書紙 古杉箱
全体サイズ:縦1150*横620 画サイズ:縦290*横435
2024年10月 箱の蓋(桟)の修正

紙本刺繍軸装 手書紙 古杉箱
全体サイズ:縦1150*横620 画サイズ:縦290*横435
2024年10月 箱の蓋(桟)の修正

状態を保つことは蒐集家の役割のひとつです。また補修して復活させることも重要な役割だと思います。当方の作品は氏素性の解らぬ作品ばかりですが、ときおり蒐集された作品の見直しをしています。

蒐集に没頭する方では入手するともはや届いた梱包すら開けない方とか、家中にコレクションが放置され、廊下まではみ出して置いている方がいますが、蒐集家たる者は蒐集することに資金を注ぎ込みのと同等にメンテや保管、展示に資金を注ぎ込むものとよく言われます。資金に限度のある当方ではとても無理なことですが、少しはそのようなことをしようと思っています。