
来年から小学校の3年生・・。そろそろ本格的な机ということで小生が選んだ机が届きました。椅子は息子が選びました。
小生もこの年齢の頃にむくの木製の本格的な机が用意されていましたが、今の学習机は住居環境からか小さいものが多いようでした。
机が兄弟からお下がりになるまで、田舎者の小生は蜜柑箱のような簡易な机や結露したガラスに書いて勉強していた記憶があります。そのせいかそれ以降はホワイトボードで勉強する癖がついていました。

さて義父譲りのベットも揃ってそろそろ息子はひとり立ち・・???

ところで机が出来上がった最初の仕事が申告用の領収書貼り・・・
今年で3回目のお手伝いかな? ということは幼稚園時代からか?
これぞ帝王学?

さて偽物が多い平櫛田中の作品・・、当方の果敢で無謀なチャレンジはまだ続いています。

毘沙門天像 伝平櫛田中作 昭和46年作
底に銘「百翁中」 共箱
高さ290*幅150*奥行130

箱書には「昭和辛亥四月吉辰 百才(叟)中拝刀 押印」、作品の底裏に銘「聾中倬」とあり、昭和46年(1971年)の百歳の作と断定されます。

箱書は百歳となり、共書としては最も簡略されたもので、これだけでは真贋の判断は出来かねないものでしょう。この手の箱書はブロンズ像などの量産品にもよくあり、書体は一致しますが、贋作の箱書きもこれくらいは真似るものです。

底銘については間違いなく?平櫛田中の彫銘ですね。通常の贋作の彫銘はもっと下手・・。共箱の印影ははっきりしませんが、おそらく印はこの頃の共箱に押印されることの多かった朱文朱方印の「平櫛田中」でしょうが・・。ともかく共箱で判断するのは禁物ですね。あくまでも作品の出来不出来が真贋のポイントです。

七福神で有名な毘沙門天・・・。
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毘沙門天:(びしゃもんてん) 仏教における天部の仏神で、持国天、増長天、広目天と共に四天王の一尊に数えられる武神であり、四天王では多聞天として表わされる。また四天王としてだけでなく、中央アジア、中国など日本以外の広い地域でも、独尊として信仰の対象となっており、様々な呼び方がある。日本では四天王の一尊として造像安置する場合は「多聞天」、独尊像として造像安置する場合は「毘沙門天」と呼ぶのが通例である。

庶民における毘沙門信仰の発祥は平安時代の鞍馬寺である。福の神としての毘沙門天は中世を通じて恵比寿・大黒天にならぶ人気を誇るようになる。室町時代末期には日本独自の信仰として七福神の一尊とされ、江戸時代以降は特に勝負事に利益ありとして崇められる。

毘沙門天の姿には三昧耶形(密教に於いて、仏を表す象 徴物の事多くの場合、各仏の持物がそのままその仏を象徴する三昧耶形となる)が宝棒(仏敵を打ち据える護法の棍棒)、宝塔であるという他には、はっきりした規定はなく、様々な表現がある。

日本では一般に革製の甲冑を身に着けた唐代の武将風の姿で表される。また、邪鬼と呼ばれる鬼形の者の上に乗ることが多い。

例えば密教の両界曼荼羅では甲冑に身を固めて右手は宝棒、左手は宝塔を捧げ持つ姿で描かれる。ただし、東大寺戒壇堂の四天王像では右手に宝塔を捧げ持ち、左手で宝棒を握る姿で造像されている。奈良當麻寺でも同様に右手で宝塔を捧げ持っている。

四天王の1体として北方(須弥壇上では向かって右奥)を護る多聞天像の作例も数多い。その姿は独尊の毘沙門天像と特に変わるところはないが、左右いずれかの手に宝塔を捧げ持つ像が多い。
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七福神の一尊の福の神としての毘沙門天は中世を通じて恵比寿・大黒天にならぶ人気がありとのこと、大切にせねば・・。

江戸時代以降は特に勝負事に利益ありもあると崇められたとのこと。

木の目の使い方は上手ですね。

胴や台座などに木目をうまく使えたので彩色はしなかったのではないでしょうか?

高村光雲しかり、うまい木工というものは木の木目の使い方うまいものです。材質はさわやかな甘い香りを持つ香木とされる白檀です。
*白檀は栽培は大変困難で、年々入手が難しくなっており、インド政府によって伐採制限・輸出規制が掛けられています。

その主成分サンタロールには、殺菌作用、利尿作用の薬効成分があると言われ、薬用にも広く利用され、また気分の薬として胸のつかえをとり、爽快感を与え、精神的なストレスや不安症などをやわらげます。インドの伝統的医学アーユルヴェーダでは、心身全体を冷まして鎮める作用があるとされ、循環器・消化器・呼吸器・神経系すべてに作用を及ぼすと考えられているそうです。

真贋で悩む当方の精神的なストレスや不安症などをやわらげてくれます。

果敢で無謀なチャレンジはまだまだ続く・・・・。チャレンジ無きところ、勉強無きところに真作なし。ただしお金をかけないところにも・・・
*ところで当方で「伝」としている作品は「明らかな贋作」、「贋作と思われる作品」、「贋作と思っていたほうが無難な作品」、「真贋の判断がつかない」という意図を含んでいます。コメント欄にて「贋作です」とコメントを頂いても「どうもすみません」と閉口するばかり・・・。むろん逆に「本物です」というコメントは正直なところ嬉しいものです。ちなみに蒐集家同士の礼儀は絶対に相手に贋作と言ってはならないということだそうです。言っていいのは「聞かれた時のみ」ですが、どうも最近の風潮は「なんでも鑑定団」の影響が大きく皆さんが鑑定士になられたようです。
小生もこの年齢の頃にむくの木製の本格的な机が用意されていましたが、今の学習机は住居環境からか小さいものが多いようでした。
机が兄弟からお下がりになるまで、田舎者の小生は蜜柑箱のような簡易な机や結露したガラスに書いて勉強していた記憶があります。そのせいかそれ以降はホワイトボードで勉強する癖がついていました。

さて義父譲りのベットも揃ってそろそろ息子はひとり立ち・・???

ところで机が出来上がった最初の仕事が申告用の領収書貼り・・・

今年で3回目のお手伝いかな? ということは幼稚園時代からか?

これぞ帝王学?


さて偽物が多い平櫛田中の作品・・、当方の果敢で無謀なチャレンジはまだ続いています。

毘沙門天像 伝平櫛田中作 昭和46年作
底に銘「百翁中」 共箱
高さ290*幅150*奥行130

箱書には「昭和辛亥四月吉辰 百才(叟)中拝刀 押印」、作品の底裏に銘「聾中倬」とあり、昭和46年(1971年)の百歳の作と断定されます。

箱書は百歳となり、共書としては最も簡略されたもので、これだけでは真贋の判断は出来かねないものでしょう。この手の箱書はブロンズ像などの量産品にもよくあり、書体は一致しますが、贋作の箱書きもこれくらいは真似るものです。


底銘については間違いなく?平櫛田中の彫銘ですね。通常の贋作の彫銘はもっと下手・・。共箱の印影ははっきりしませんが、おそらく印はこの頃の共箱に押印されることの多かった朱文朱方印の「平櫛田中」でしょうが・・。ともかく共箱で判断するのは禁物ですね。あくまでも作品の出来不出来が真贋のポイントです。


七福神で有名な毘沙門天・・・。
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毘沙門天:(びしゃもんてん) 仏教における天部の仏神で、持国天、増長天、広目天と共に四天王の一尊に数えられる武神であり、四天王では多聞天として表わされる。また四天王としてだけでなく、中央アジア、中国など日本以外の広い地域でも、独尊として信仰の対象となっており、様々な呼び方がある。日本では四天王の一尊として造像安置する場合は「多聞天」、独尊像として造像安置する場合は「毘沙門天」と呼ぶのが通例である。

庶民における毘沙門信仰の発祥は平安時代の鞍馬寺である。福の神としての毘沙門天は中世を通じて恵比寿・大黒天にならぶ人気を誇るようになる。室町時代末期には日本独自の信仰として七福神の一尊とされ、江戸時代以降は特に勝負事に利益ありとして崇められる。

毘沙門天の姿には三昧耶形(密教に於いて、仏を表す象 徴物の事多くの場合、各仏の持物がそのままその仏を象徴する三昧耶形となる)が宝棒(仏敵を打ち据える護法の棍棒)、宝塔であるという他には、はっきりした規定はなく、様々な表現がある。

日本では一般に革製の甲冑を身に着けた唐代の武将風の姿で表される。また、邪鬼と呼ばれる鬼形の者の上に乗ることが多い。

例えば密教の両界曼荼羅では甲冑に身を固めて右手は宝棒、左手は宝塔を捧げ持つ姿で描かれる。ただし、東大寺戒壇堂の四天王像では右手に宝塔を捧げ持ち、左手で宝棒を握る姿で造像されている。奈良當麻寺でも同様に右手で宝塔を捧げ持っている。

四天王の1体として北方(須弥壇上では向かって右奥)を護る多聞天像の作例も数多い。その姿は独尊の毘沙門天像と特に変わるところはないが、左右いずれかの手に宝塔を捧げ持つ像が多い。
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七福神の一尊の福の神としての毘沙門天は中世を通じて恵比寿・大黒天にならぶ人気がありとのこと、大切にせねば・・。

江戸時代以降は特に勝負事に利益ありもあると崇められたとのこと。

木の目の使い方は上手ですね。

胴や台座などに木目をうまく使えたので彩色はしなかったのではないでしょうか?

高村光雲しかり、うまい木工というものは木の木目の使い方うまいものです。材質はさわやかな甘い香りを持つ香木とされる白檀です。
*白檀は栽培は大変困難で、年々入手が難しくなっており、インド政府によって伐採制限・輸出規制が掛けられています。

その主成分サンタロールには、殺菌作用、利尿作用の薬効成分があると言われ、薬用にも広く利用され、また気分の薬として胸のつかえをとり、爽快感を与え、精神的なストレスや不安症などをやわらげます。インドの伝統的医学アーユルヴェーダでは、心身全体を冷まして鎮める作用があるとされ、循環器・消化器・呼吸器・神経系すべてに作用を及ぼすと考えられているそうです。

真贋で悩む当方の精神的なストレスや不安症などをやわらげてくれます。

果敢で無謀なチャレンジはまだまだ続く・・・・。チャレンジ無きところ、勉強無きところに真作なし。ただしお金をかけないところにも・・・

*ところで当方で「伝」としている作品は「明らかな贋作」、「贋作と思われる作品」、「贋作と思っていたほうが無難な作品」、「真贋の判断がつかない」という意図を含んでいます。コメント欄にて「贋作です」とコメントを頂いても「どうもすみません」と閉口するばかり・・・。むろん逆に「本物です」というコメントは正直なところ嬉しいものです。ちなみに蒐集家同士の礼儀は絶対に相手に贋作と言ってはならないということだそうです。言っていいのは「聞かれた時のみ」ですが、どうも最近の風潮は「なんでも鑑定団」の影響が大きく皆さんが鑑定士になられたようです。