夜噺骨董談義

収集品、自分で作ったもの、見せていただいた品々などを題材に感想談など

面白きものたち

2013-04-05 05:15:46 | 陶磁器
建設業のビジネスモデルをいろいろアイデアを出しながら模索しています。
私が所属する会社のインターネット販売を新規に「現場安全本舗」と銘うち再スタートしました。少しずつアクセス件数が増えているようですが、まだまだ実績はこれからでしょう。

さて、本日の作品はは日常使う小皿です。

骨董というか生活の実用品で実利を重んじないものを選ぶ尺度に面白いものという尺度があるように思います。

先日社員の前で話す機会があり、「夢とプライドと品格を持ち続けることは会社も人生も同じこと」と話しました。

骨董に喩えるなら、夢があるものは面白きものや楽しきもの、プライドがあるものはプロが作る技術を含めた他の追随を許さぬもの、品格は媚を売ら信念を持ったものということになり、多少こじつけがましいかもしれませんが骨董の世界にも通じます。

夢があることで情熱が生まれ、人生がワクワクするものです。面白きものは人も心を和ませます。そんな尺度で骨董の品を選ぶことが肝要だと思っています。

最近のように「なんでも鑑定団」にて値段だけがクロースアップされるのはどうかと思います。骨董を鑑定している鑑定者は値段よりも重要なものを知っているようですので、観る側もその辺をわきまえて観られるといいかと思います。


さて、本日は5000円で購入した面白きもの。赤絵の皿をペアで購入しました。



使う器は最低でもペアがいいいですね。



人生は伴侶を伴って生きるのが理想です。互いに気遣い助け合って生きていくことです。互いに傷つけ合うようなことは決してあってはなりません。紋様も笑っているようなものがいい。



使って楽しめるもの、それが骨董と思いますのでこれくらいの値段でも高いかもしれません。



売り主の説明では「中国、明時代の作品」ということでしたが・・???

これは高台内にある「大明成化年製」をそのままの時代としてとらえてことでしょうが、それは的外れと思われます。成化年間に作られたように銘を入れた物は、中国に限らず日本の江戸時代の物にも多くあります。これもご愛嬌ということでしょう。

中国の赤絵?、日本の赤絵? 基本的には日本で製作された中国写しと思われます。九谷のようでもあり、伊万里のようでもあり、幕末のようでもあり、大正時代のようでもあります。もしかしたら「谷口駒吉」の作品かもしれません。



調べれば調べるほど面白くなるのが骨董の世界ですが、突き詰めていけば面白くなるのは何事においても同じことです。



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