夜噺骨董談義

収集品、自分で作ったもの、見せていただいた品々などを題材に感想談など

改装 春色(竹小禽図) 平福百穂筆 & 鶏之図 その2 伝伊藤若冲筆

2017-02-02 00:01:00 | 掛け軸
ノロウイルスで具合の悪いときに助かったのが、郷里の同級生から送られてきたりんごとりんごジュース。脱水症状の緩和に・・、ともかくも郷里の味は美味しかった。



本日は以前に本ブログで紹介した作品で、共箱と作品が同一出品者から、共箱と作品が別々に出品されていた作品です。当方では同一の作品のものと判断し、両者ともに落札した作品です。

 

春色(竹小禽図) 平福百穂筆
紙本水墨着色軸装 軸先陶陶器 共箱 
全体サイズ:縦1390*横775 画サイズ:縦400*横340

  

共箱には元の表具が残っており切り抜いた作品の寸法は、作品と同寸法のことから、表具を改装して箱と作品が別々になっていたのではないかと推察されます。



作品は1万円ほどで、箱は五千円ほどで別々に購入したものであり、真贋や箱と作品が同一なものかは断定しかねるところもあります。



これをなんとか元の鞘に収めるべく、共箱と表具寸法が一致しないので箱を直すべきか、はたまた表具を再度表装すべきか検討した結果、表具を改装することにしました。



ついでにニ重箱としました。表具した作品と共箱が離れて存在することは多々あることです。飾っておいている間に共箱の収納してあるところを忘れたり、共箱を残して作品のみを売却することがあるからです。



共箱を残して作品のみを売却する・・、小生の叔父もそうだったらしいですが、箱があることで放蕩息子が作品をお金に買えたのを親にバレないようにするためだったとか・・。



ともかく元の鞘に納まった作品は、嬉しそうであります。



さてこちらは「まくり」の状態の作品を表装したものです。

鶏之図 その2 伝伊藤若冲筆
紙本水墨 まくり
画サイズ:縦1080*横500



本作品は本ブログにも投稿してありますように真作とは断定できません。



出来が良いので飾っておくための表装です。今年は「酉年」のため・・・。



良く描かれていますが、鑑賞者の眼力を試すのにはもってこい?



数寄者はときおり贋作を飾って愉しむらしい・・。



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