変形してる茶碗

最近入手したお茶碗で久しぶりに抹茶をということになり、家内が出してきたお菓子は鴛鴦・・。このお茶碗は唐津という以外は全く詳細が不明です。味があっていいだろうということで入手。もともと唐津はあまりわからないので勉強のためという気持ちもあります。

高さ６０＊幅１２０＊奥行１００

菓子皿は最近投稿し、その辺に放っておいた白磁の小皿・・。

　　



鴛鴦の茶菓子はなにやら意味深・・。１月３１日は「愛妻デー」？？　　私にとっては父の命日・・、このギャップを如何せん。



よって、蓮の葉の上に鴛鴦・・、これが家内に伝わってかは不明　茶事はすべてが遊びごと。



この茶碗も遊び心か、はたまた模倣か？？



歪んだ茶碗を作為で作ろうとすると割と難しいものです。わざと作ろうとるといやらしさがですものです。



購入時は古色をつけたような汚れがありましたが、すべて洗い流しました。それほど古い作品とは思えませんが、へんてこな古唐津よりよっぽどいい作行きです。



大きさは小服茶碗程度の小振りな作です。向付のようにして製作したが、何らかの理由でゆがんだものをそのまま焼成したものでしょう。絵付けから見るとのびのびと描いており、焼成中に変形したとも考えられます。




本作品を古唐津などと見立てると贋作だとかいう変な騒ぎになりようです。この世は遊び・・、つまらぬ人間の欲を出さぬように。

古唐津の茶碗はそもそもかなりに貴重品で伝世品以外はほとんどないようです。大きさも茶碗に手頃なものは市場の皆無といってよいそうです。

しかも数点の古唐津茶碗以外は私は古唐津の茶碗は価値があるとは思えません。発掘品はほとんどがガラクタといってよく、欲が審美眼を歪ませたのが古唐津だろうと思っています。