夜噺骨董談義

収集品、自分で作ったもの、見せていただいた品々などを題材に感想談など

本読む娘 三木翆山筆

2013-01-29 05:08:16 | 掛け軸
昨日は高校時代の同級会、といっても在京で都合のつくメンバー5名+在郷幹事1名。かなり久しぶりなので思い出すのに四苦八苦のメンバーもいました。校長、社長、部長、悠々自適と多彩なメンバーです。

会合場所はなぜか恵比寿ガーデン、・・ビアホール・・、季節外れで予約しやすかったらしい

本日は人気の高い美人画ですが、美人画と言えば上村松園、伊東深水等々がおられますが、そのような大家は当方では高嶺の花・・、高値の花??ですので、もっと高名でない画家の作品を収集することになります。


本読む娘 三木翆山筆
絹本着色 軸先陶器 合箱
全体サイズ:縦2070*横545 画サイズ:縦1155*横405

美人画の最大のポイントは品格の高さのように思います。



美人画は服装にも気を使います。



美人画には華やかな表具が施されます。




三木翆山:竹内栖鳳の門人。明治20年7月15日、兵庫県生まれ。本名は三木斎一郎。明治36年(1903年)から竹内栖鳳に師事し、竹杖会において日本画の研鑽を積みました。




翠山は美人画を得意としており、第7回文展に初入選以降、文展や帝展といった官展で活躍しており、昭和7年(1932年)には帝展無鑑査となっています。





代表作に「嫁ぐ姉」、「元禄快挙」などが挙げられ、。大正13年(1924年)、京都の佐藤章太郎商店という版元から、京都風俗を取り上げた新版画「新選京都名所」シリーズを版行しています。なお、版元の佐藤章太郎は同年、渡辺庄三郎、松木喜八郎らとともに尚美社という浮世絵や古美術を取り扱う店を共同で創設しています。



巻止めに貼られている「翆山画会」のシールについては不詳です。三木翆山はマイナー?な画家ゆえ残念ながら当方にはあまり資料がありませんので、正確な真贋は断定できませんことはご了解願います。


翠山は、昭和17年(1942年)に師の栖鳳が没した後は画壇を離れていることもマイナーな原因のようです。

昭和32年3月25日死去。享年69。


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