釧雲泉に詳しいから方からのコメントにより内容を修正しました。
釧雲泉の作品は本作品で9作目となりましたが、非常に資料が手に入りにくい画家のようで、まだ体系的に整理された文献などが手元にありません。
夏山山水図 伝釧雲泉筆
紙本水墨淡彩 軸先木製 合箱
全体サイズ:縦1913*横686 画サイズ:縦1335*横606
釧雲泉の対する作風、評価について「雲泉は中国南宗画を志向し続けた。山水画に名品が多く、比較的若描きのものに評価が高い。晩年の作は妙な重苦しさがあると評される。中国の画家 董源や倪雲林、張秋谷らの影響がみられ、気韻生動、筆墨淡雅で、超俗の趣を持つ。」と書かれています。
贋作がときおり見られる釧雲泉の作品ですが・・・・・。製作時期としては、本作品はいつ頃の作品なのでしょうか?
当方には資料が少なく、これからの判断になろうかと思います。
釧雲泉にも多くはありませんが、贋作が存在するようです。本ブログでも第1作目を含めて幾つかは真作とはできないように思われます。
常に何が真実かは難しいものです。
釧雲泉の作品は本作品で9作目となりましたが、非常に資料が手に入りにくい画家のようで、まだ体系的に整理された文献などが手元にありません。
夏山山水図 伝釧雲泉筆
紙本水墨淡彩 軸先木製 合箱
全体サイズ:縦1913*横686 画サイズ:縦1335*横606
釧雲泉の対する作風、評価について「雲泉は中国南宗画を志向し続けた。山水画に名品が多く、比較的若描きのものに評価が高い。晩年の作は妙な重苦しさがあると評される。中国の画家 董源や倪雲林、張秋谷らの影響がみられ、気韻生動、筆墨淡雅で、超俗の趣を持つ。」と書かれています。
贋作がときおり見られる釧雲泉の作品ですが・・・・・。製作時期としては、本作品はいつ頃の作品なのでしょうか?
当方には資料が少なく、これからの判断になろうかと思います。
釧雲泉にも多くはありませんが、贋作が存在するようです。本ブログでも第1作目を含めて幾つかは真作とはできないように思われます。
常に何が真実かは難しいものです。
私は絵の専門家ではないので、絵の内容で判断は難しいですが、今回の掛軸は雲泉の真作とは違うように思われます。
印の内、2つ目の物は、新潟時代の作品に割と押されている物と似ているのですが、遺墨集等で確認できる物と少し異なります。また、署名は、雲泉の書体をある程度似せようとしている意図は感じられます(「夏」の字など)が、雲泉の字よりも上手い(雲泉の字体は独特の癖があるので)のが、ちょっと違うかなとおもわれる点です。
恐らく晩年近くの作品を模倣した品物と思います。
雲泉の贋作は、結構多いです。恐らく、江戸末期に人気を博した頃以降に多く作られているのだと感じます。
まだ幾つか怪しげな?釧雲泉に作品がありますので楽しみにしていてください。