夜噺骨董談義

収集品、自分で作ったもの、見せていただいた品々などを題材に感想談など

達磨之図 伝寺崎廣業筆 その31

2014-11-04 05:13:47 | 掛け軸
先週末の土曜日は起工式・・、事業主の息子は神妙に神主さんの講釈を聞いていました。



本日はなんども本ブログに登場してる寺崎廣業の作品です。寺崎廣業についてはもはや説明はもはや不要でしょうね。

達磨之図 伝寺崎廣業筆
絹本水墨軸装 軸先鹿骨 合箱 
全体サイズ:横540*縦1970 画サイズ:横340*縦1360



寺崎廣業の作品で下記の作品の行方が分からなくなり、ここ数カ月悩みの種です。箱に入れて箱の修理に出したと思いきや、作品本体は預かっていないとのこと??? こちらの思い違いかとたいして広くないマンション内を家探しを数度・・、やっぱりありません

梅月想思図 寺崎廣業筆水墨着色絹本軸装 軸先象牙 二重箱共箱 
全体サイズ:横558*縦2030 画サイズ:横420*縦1210

本作品は一見すると寺崎廣業の作品ではないように思われる作風ですが、寺崎廣業の作品ならでは面白い作品のひとつです。



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達磨の没後には道教の尸解に類した後日譚が伝わるが、中国の高僧伝にはしばしば見られるはなしである。それは当時、北魏の使者として西域からの帰途にあった宋雲がパミール高原で達磨に出会ったというものである。その時、達磨は一隻履、つまり草履を片方だけを手にしていたという。宋雲が「どこへ行かれるのか」と問うた所「西天へと行く」と答え、また「あなたの主君はすでにみまかっている」と伝えたというのである。帰朝した宋雲は、孝明帝の崩御を知る。孝荘帝が達磨の墓を掘らせると、棺の中には一隻履のみが残されていたという。

 

「寺崎廣業」の白文朱方印は他の作品や文献とほぼ一致します。下の朱文白方印は珍しい印章ですが存在します。完全に確認していませんので作品は「伝」としておきます。

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整理していても作品を多く持ちすぎるのは考え物です。せいぜい数十点程度がいいかと・・、所在を忘れたり、解らなくなると結構イライラするものです。

私はそろそろ所蔵作品数を少なくしようかと思っています。引越しも間近となり気に入らない贋作や凡作?は破棄にて処分しようかと思います。あらかた処分となる????



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