インターネットオークションで1000円で落札した作品・・。
すみれ 福田豊四郎筆
紙本着色 共シール タトウ入
画サイズ:縦*横
板の描かれています。父と交流のあった福田豊四郎の母宛てのハガキ(父が亡くなったあとのもの)には、画材としての板を送ったお礼の文がありました。
当方にある福田豊四郎が亡くなった後に出版された画集には、福田豊四郎の奥様のサインのある画集があります。父が亡くなった際にお世話になった方々には、この頃(昭和40年頃)に福田豊四郎に母が依頼して描いていただいた色紙を配っています。
思いで深いこの頃の福田豊四郎の作品・・、なんだか1000円で入手したのが申し訳ない気がします。
立派な誂えのままですが、黄袋のみがありません。こちらは1000円ほどで黄袋が用意できます。
落款からは最晩年の作と推定されます。すでに入退院を繰り返していた頃の作で、南天画廊で「福田豊四郎 小作品展」が開催されていた頃の作品でしょう。ただし秋田県からの入手ですので、秋田由来のものかもしれません。
しばし飾りながら愉しむことにしました。
最晩年の作品はもはや小作品しか手に入りませんが、福田豊四郎の最晩年の作は非常にいい・・。