季節外れですが、以前投稿した福田豊四郎の「菖蒲」と同じような題材です。
本作品は墨一色で描かれた作品です。
杜若 中村岳陵筆
紙本水墨色紙額装タトウ入
色紙といえば、家に古くから大塚工芸社の作品がいくつかあり、一見肉筆と区別がつかないような作品でした。祖父が上京した際にお土産に頂いてきたものと聞いています。その中に中村岳稜の「茄子」の作品がありました。やはり墨一色と少しの着色で日本画の妙技に魅了されました。いつか中村岳稜の作品が欲しいと思っていました。
中村岳陵といえば切手にもなった「気球揚る」が有名です。
中村岳陵:明治23年3月10日生れ、昭和44年11月20日没(1890年~1969年)大正~昭和時代の日本画家。静岡生れ。野沢堤雨、川辺御楯に師事。東京美術学校卒。本名は恒吉。
日本美術協会展に入選を重ね、紅児会会員となる。明治44年巽画会、東京勧業博覧会でそれぞれ受賞。大正元年文展初入選。3年今村紫紅、速水御舟らの赤曜会結成に参加し、院展に出品。4年日本美術院同人。昭和2年日本美術学校日本画科主任教授。5年福田平八郎、山口蓬春らと六潮会を創立。10年多摩帝国美術学校教授、帝展参与。16年新文展審査員。戦後は日展で活躍した。昭和36年朝日文化賞、毎日芸術大賞。37年文化勲章。日展顧問、帝国芸術院会員、文化功労者。
伝統的な大和絵や琳派の描法に、明るく華やかな後期印象派の感覚が統合された、モダンで清新な画風で知られる。作品に「輪廻物語」「気球揚る」など。
本作品は墨一色で描かれた作品です。
杜若 中村岳陵筆
紙本水墨色紙額装タトウ入
色紙といえば、家に古くから大塚工芸社の作品がいくつかあり、一見肉筆と区別がつかないような作品でした。祖父が上京した際にお土産に頂いてきたものと聞いています。その中に中村岳稜の「茄子」の作品がありました。やはり墨一色と少しの着色で日本画の妙技に魅了されました。いつか中村岳稜の作品が欲しいと思っていました。
中村岳陵といえば切手にもなった「気球揚る」が有名です。
中村岳陵:明治23年3月10日生れ、昭和44年11月20日没(1890年~1969年)大正~昭和時代の日本画家。静岡生れ。野沢堤雨、川辺御楯に師事。東京美術学校卒。本名は恒吉。
日本美術協会展に入選を重ね、紅児会会員となる。明治44年巽画会、東京勧業博覧会でそれぞれ受賞。大正元年文展初入選。3年今村紫紅、速水御舟らの赤曜会結成に参加し、院展に出品。4年日本美術院同人。昭和2年日本美術学校日本画科主任教授。5年福田平八郎、山口蓬春らと六潮会を創立。10年多摩帝国美術学校教授、帝展参与。16年新文展審査員。戦後は日展で活躍した。昭和36年朝日文化賞、毎日芸術大賞。37年文化勲章。日展顧問、帝国芸術院会員、文化功労者。
伝統的な大和絵や琳派の描法に、明るく華やかな後期印象派の感覚が統合された、モダンで清新な画風で知られる。作品に「輪廻物語」「気球揚る」など。
私は茄子の紺も非常に好きでして・・・この色・タッチで茄子もさぞいいでしょうね。