
黄初平図 寺崎廣業筆
絹本着色軸装 軸先骨 野田九浦鑑定箱
全体サイズ:縦2165*横548 画サイズ:縦1210*横408
米吉さんにちなんで山羊の絵を探しましたがあいにくありませんでした。
そこで「羊」・・・無理があるかな

「黄初平」は中国の古い仙人で、『列仙伝』や『芸文類聚』などの古書にその名を見ることができます。
黄初平は15歳のとき、羊飼いをしているところをある道士に見込まれ、金華山という山の中に連れていかれたまま40年間も消息不明になっていました。
のちに、彼の兄の初起が道士に遇って所在を聞きだし、初平と再会することができましたが、道士によれば、いまだに羊飼いをしているはずの初平の周囲には一頭も羊が見あたりません。
そこで、不思議に思った初起が問いただすと、初平は、「羊はいますよ。ただ兄さんには見えないのでしょう」と言って鞭を振るい、周りの白い石を叱って、石をことごとく羊に変じさせたといいます。
多くの画家が画題とし描いています。
本作品は「廣業書画印」の朱方印と「天籟散人」の白方印が押印され、門下生であった野田九浦の鑑定印が押印されている。
シミ等が難点であるが寺崎廣業の真作と判断される。


教えが含まれた良い作品・・・。
ん?・・教え? ・・・目の前の見える事象だけで物事を捉えてはいけない。
さらに、考え方ひとつで見方、生き方はそれぞれ変えられる・・かな??
このような作品でも売ろうと思ったらせいぜい数万円。
これが今の掛け軸、日本画の相場でしょう。
骨董とはもともと楽しんで、そして価値がそれほど下がらないもの。
この数万円から下がることはありますまい・・・??
骨董は決して儲けようと思ってはいけません。
いいもの、気に入るものを集めたらいいのです。
大切にしたらいつか恩返ししてくれるものです。
そのいつかはず~っとあとの可能性が高いでしょうね。
長いレンジで気長に・・・・、日本人は気が短くなり・・・ものを楽しむ心を失いつつありますね。車やお金やブランド品や土地、株ばかり・・・・・どうも気に入らないね~~
絹本着色軸装 軸先骨 野田九浦鑑定箱
全体サイズ:縦2165*横548 画サイズ:縦1210*横408
米吉さんにちなんで山羊の絵を探しましたがあいにくありませんでした。
そこで「羊」・・・無理があるかな


「黄初平」は中国の古い仙人で、『列仙伝』や『芸文類聚』などの古書にその名を見ることができます。
黄初平は15歳のとき、羊飼いをしているところをある道士に見込まれ、金華山という山の中に連れていかれたまま40年間も消息不明になっていました。
のちに、彼の兄の初起が道士に遇って所在を聞きだし、初平と再会することができましたが、道士によれば、いまだに羊飼いをしているはずの初平の周囲には一頭も羊が見あたりません。
そこで、不思議に思った初起が問いただすと、初平は、「羊はいますよ。ただ兄さんには見えないのでしょう」と言って鞭を振るい、周りの白い石を叱って、石をことごとく羊に変じさせたといいます。
多くの画家が画題とし描いています。
本作品は「廣業書画印」の朱方印と「天籟散人」の白方印が押印され、門下生であった野田九浦の鑑定印が押印されている。
シミ等が難点であるが寺崎廣業の真作と判断される。


教えが含まれた良い作品・・・。
ん?・・教え? ・・・目の前の見える事象だけで物事を捉えてはいけない。
さらに、考え方ひとつで見方、生き方はそれぞれ変えられる・・かな??
このような作品でも売ろうと思ったらせいぜい数万円。
これが今の掛け軸、日本画の相場でしょう。
骨董とはもともと楽しんで、そして価値がそれほど下がらないもの。
この数万円から下がることはありますまい・・・??
骨董は決して儲けようと思ってはいけません。
いいもの、気に入るものを集めたらいいのです。
大切にしたらいつか恩返ししてくれるものです。
そのいつかはず~っとあとの可能性が高いでしょうね。
長いレンジで気長に・・・・、日本人は気が短くなり・・・ものを楽しむ心を失いつつありますね。車やお金やブランド品や土地、株ばかり・・・・・どうも気に入らないね~~

速効性と実効性ばかりが求めれており、つまらないことばかり!日本の伝統芸能、工芸、芸術などに腰を据えて取り組み、現代と未来をつなげる文化の橋を築く必要がありますよね。
笑いにしても然りで、落語のようにクスクス笑うことがなくなり、バカウケ狙いばかり!
小説でしか知らない戦前の日本人の生活と感性、それに品格に学ぶところがあるように思います。
それにしても、黄初平のおちょぼ口!可愛いですよね。私には、彼の姿がオーケストラを前にして、まさにタクトを振らんかなと構える一瞬の静寂の中の指揮者の姿に見えます。
画家によっていろんな黄初平がいます。
もっと若々しく描かれている作品もあります。