夜噺骨董談義

収集品、自分で作ったもの、見せていただいた品々などを題材に感想談など

福田豊四郎 その15 薔薇

2011-04-21 05:46:42 | 日本画
昨日も飲み会・・・頑固な相手と議論することくらい酔えない飲み会はない。

ゲン直しに朝の月・・・昨日、急用があって行けなかったお茶会の掛け物は「たのしみは命の外になにかあらむ ながらえて見るあり明けの月」(楽しみは命の他になにかあるだろうか、否ほかにあろうはずもない、長く生きてみる朝焼けの月)・・小堀遠州詠歌  だったとのこと。ドタキャンにて欠席してしましまい、楽しみにしていた?方々には大変失礼しました。間に合わなくなってからの飲み会ですので誤解のないようにお願いいたします。

下の写真は昨日の朝のベランダからの写真です。



薔薇 福田豊四郎筆
紙本着色色紙額装タトウ入 3号




本作品は「スフィンクス」についで豊四郎の作品を購入したものです。百貨店の個展で売られていたそうであり、良い額装、タトウにおさまっています。

郷里の信頼のおける骨董店より購入。信頼がおけるということは堅い商いをし、贋作は商わない。疑問の思った作品は購入しないようです。それを一切口に出さない、こういう頑固さは気持ちがいいです・・・我もそうありたいものです。

本作品は晩年の作。簡略化された薔薇が美しく、本作品のように晩年のいい作品は色紙といえども高価でしたが、不思議な感動を覚えて衝動的に購入したことを覚えています。


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2 コメント

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残念でした (こあら)
2011-04-25 20:27:19
お茶会においでいただくのは楽しみにしておりましたので、残念でした。そうしてお仕事のあと飲み会に行かれたのですね
お借りしました天目茶碗は参会者の間でたいへん評判でした。北欧の陶磁器では?という見解も出たり・・・。
また次の機会もご案内させていただきたく、ぜひおいでくださいませ。
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木葉天目茶碗 (夜噺骨董談義)
2011-04-26 16:58:17
飲み会は明らかにお茶会に駆けつけることができないと判断してから・・・

天目茶碗は木葉天目で北欧ではありません。ところで近年、木葉天目の再生が可能となりました。そのため国内外を問わず、たくさんの木葉天目が販売されています。その製作方法は木の葉の葉脈にある成分を吸わせてから茶碗とともに焼成するようです。

お貸しした茶碗はその葉脈がきちんと出ていないので正体不明の作品です

いずれの製作方法にしろお茶碗には品格というのが必要で・・・・
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