
帰宅すると居住空間の室内の家事が待っています。まず帰宅するとベットメイキング、掃除、片付け・・・。それから食事して家族でお風呂、基本的に息子は小生が入浴しないと入浴したがりません。息子が就寝するまでお相手しています
それからようやく骨董の整理やらブログの原稿づくり・・・、すべて一人で作業するので、ある意味で仕事より繁忙です
寝るのは12時過ぎ、起きるのは朝の5時、おかげで週末の朝は爆睡、ただ息子が小生を起こします
さて本日の作品は休日につき軽めの作品の紹介で、漆器の普段使いの作品です。郷里の蔵や納戸に山とあった漆器の碗類、一個一個選別して、状態の悪いものはだいぶ廃棄したのですが、状態の良いもの、ちょっと直せば使えるものはまだ保管しています。
これは膳類も同じく選別したのですが、膳類は先祖がかなりグレードの高い?ものばかり集めたようで、今となっては使い道の少ない?膳類もかなりの種類と数が保管されています。膳類は修理に費用が嵩むので、よほど思い出の深い作品以外は破棄しました。
碗類は使い道もあり、ちょっとした補修なら自分でもできるのでと整理しようと思って遺しています。その中から状態のちょっと悪いもの、つまり口縁の直せそうな欠け、磨き直しで直るくすみのある作品などを郷里から持ってきて修理を検討しています。

そのために気軽に運送できるように保存箱を誂えました。保存袋は100円ショップで買ったものです。5客ずつ入れるのには便利ですね。現代は使用ユニットがせいぜい5人揃いで十分かと思います。

碗類は蒔絵のように文様のついた作品を評価する人が多いのですが、メンテしやすく、長持ちするのは文様のない無地の作品です。根来のように朱塗だと下の漆の黒い色が見えてきたり、ちょっと磨くと艶が出たりと扱いやすく、味が出やすいものです。

上記のようなちょっとした傷は数千円で直りますが、その数千円が高いとするか否かですね。新品を購入するよりも下手をすると高くなることがあります。

基本的に碗は蓋付の漆器がいいです。蓋付の無地の器だ長方ですね。蒔絵のように文様のついた作品は季節や使い道が限定されることが多いし、傷の補修が難しいですね。ただ鶴や亀、菊などの草花文の蒔絵などの文様のある作品がやたら多いです。

膳に置いたままで漆器の蓋を開けるのは道理にかなっていないそうです。口元まで持ってきて初めて蓋を開けるのだそうです。漆器の中に蓋をして閉じ込められていた香りを楽しむのが日本料理の道理というのが「分とく山」のご主人からの説明でした。

蓋付の漆器は蓋を色々使えるのも魅力ですね。なお日本酒は平たい蓋のような漆器で飲むものだそうです。ワイングラスでは日本酒の香がこもりすぎて強すぎるようです。
このことに気が付いていない方は本当に多いようですが、たしかに飲み比べると漆器のほうがさっぱりしていて日本酒が美味しく飲めます。日本酒は平状の漆器、陶磁器で飲むほうがおいしいようです。ぐい飲みの筒状の作品もそういう意味では漆器に敵わないようです。
ちなみに日本酒の飲み方は、女性は両手で喉を見せずに飲む、男性は片手で相手側に手の甲を見せるように豪快に飲むのが本来の日本酒の飲み方だそうです。

ずっしり重いのが朱塗だとすると、薄いのが真塗の黒碗。朱塗りの漆器は根来のように下地の黒が見えてきた味わいがでてきますし、木地の文様が徐々に見えて味わいが出るのは真塗の黒碗でしょう。

日本製の漆が高価となり、中国産の漆が使われている日本製の漆器(ただし会津と浄法寺だけが日本製の漆100%らしい・・・)は漆がゴム状でやせやすく、使ううちに判別がつくとか・・・。
漆がもったいから使用料の少ない溜塗(透明な漆)の作品が横行しいてますし、もしくは仕上げの漆のみ日本製の漆の作品も「日本の漆使用」と表示されているようです。
いずれ古い漆器は漆が純日本製という点でも貴重です。まだ五客揃いで千円程度で骨董市などやインターネットオークションで売られていますが、古くて状態のいいもの、塗りのいいものは今では入手困難になっています。
漆器を扱いこなせる人、もしくは使う人は少なくなりましたね。寂しい限りです。漆器はイコール「JAPAN」と海外では高く評価されているのですが、徐々に漆器を扱う人が少なくなっているように思います。古来の純粋のJAPANN(漆器)は多少コストがかかっても修繕していきたいと思っています。また寝不足、もとい資金不足に陥りそうです。

それからようやく骨董の整理やらブログの原稿づくり・・・、すべて一人で作業するので、ある意味で仕事より繁忙です


さて本日の作品は休日につき軽めの作品の紹介で、漆器の普段使いの作品です。郷里の蔵や納戸に山とあった漆器の碗類、一個一個選別して、状態の悪いものはだいぶ廃棄したのですが、状態の良いもの、ちょっと直せば使えるものはまだ保管しています。
これは膳類も同じく選別したのですが、膳類は先祖がかなりグレードの高い?ものばかり集めたようで、今となっては使い道の少ない?膳類もかなりの種類と数が保管されています。膳類は修理に費用が嵩むので、よほど思い出の深い作品以外は破棄しました。
碗類は使い道もあり、ちょっとした補修なら自分でもできるのでと整理しようと思って遺しています。その中から状態のちょっと悪いもの、つまり口縁の直せそうな欠け、磨き直しで直るくすみのある作品などを郷里から持ってきて修理を検討しています。

そのために気軽に運送できるように保存箱を誂えました。保存袋は100円ショップで買ったものです。5客ずつ入れるのには便利ですね。現代は使用ユニットがせいぜい5人揃いで十分かと思います。

碗類は蒔絵のように文様のついた作品を評価する人が多いのですが、メンテしやすく、長持ちするのは文様のない無地の作品です。根来のように朱塗だと下の漆の黒い色が見えてきたり、ちょっと磨くと艶が出たりと扱いやすく、味が出やすいものです。

上記のようなちょっとした傷は数千円で直りますが、その数千円が高いとするか否かですね。新品を購入するよりも下手をすると高くなることがあります。

基本的に碗は蓋付の漆器がいいです。蓋付の無地の器だ長方ですね。蒔絵のように文様のついた作品は季節や使い道が限定されることが多いし、傷の補修が難しいですね。ただ鶴や亀、菊などの草花文の蒔絵などの文様のある作品がやたら多いです。

膳に置いたままで漆器の蓋を開けるのは道理にかなっていないそうです。口元まで持ってきて初めて蓋を開けるのだそうです。漆器の中に蓋をして閉じ込められていた香りを楽しむのが日本料理の道理というのが「分とく山」のご主人からの説明でした。

蓋付の漆器は蓋を色々使えるのも魅力ですね。なお日本酒は平たい蓋のような漆器で飲むものだそうです。ワイングラスでは日本酒の香がこもりすぎて強すぎるようです。
このことに気が付いていない方は本当に多いようですが、たしかに飲み比べると漆器のほうがさっぱりしていて日本酒が美味しく飲めます。日本酒は平状の漆器、陶磁器で飲むほうがおいしいようです。ぐい飲みの筒状の作品もそういう意味では漆器に敵わないようです。
ちなみに日本酒の飲み方は、女性は両手で喉を見せずに飲む、男性は片手で相手側に手の甲を見せるように豪快に飲むのが本来の日本酒の飲み方だそうです。

ずっしり重いのが朱塗だとすると、薄いのが真塗の黒碗。朱塗りの漆器は根来のように下地の黒が見えてきた味わいがでてきますし、木地の文様が徐々に見えて味わいが出るのは真塗の黒碗でしょう。

日本製の漆が高価となり、中国産の漆が使われている日本製の漆器(ただし会津と浄法寺だけが日本製の漆100%らしい・・・)は漆がゴム状でやせやすく、使ううちに判別がつくとか・・・。
漆がもったいから使用料の少ない溜塗(透明な漆)の作品が横行しいてますし、もしくは仕上げの漆のみ日本製の漆の作品も「日本の漆使用」と表示されているようです。
いずれ古い漆器は漆が純日本製という点でも貴重です。まだ五客揃いで千円程度で骨董市などやインターネットオークションで売られていますが、古くて状態のいいもの、塗りのいいものは今では入手困難になっています。
漆器を扱いこなせる人、もしくは使う人は少なくなりましたね。寂しい限りです。漆器はイコール「JAPAN」と海外では高く評価されているのですが、徐々に漆器を扱う人が少なくなっているように思います。古来の純粋のJAPANN(漆器)は多少コストがかかっても修繕していきたいと思っています。また寝不足、もとい資金不足に陥りそうです。