作品や表具全体のシミ、シワ、浮きが出ている作品は少しずつ改装しています。また収納箱のない作品は箱を誂えています。これは一種のこだわりというものでしょう。
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このような見事な作品は改装するのは、そのままにしておくという意見の方もおられるかもしれませんが、100年に一度は掛け軸は改装するという原則から表具にそれほどの価値がなく、表具が痛んでいる場合には積極的に行うべきでしょう。表具を現状のまま遺したいのであれば、締め直しという手もありますね。
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描かれているのは「橙、和名ダイダイ」でしょう。一つの株に数年代の果実がついていて見られる特徴から、「代々栄える」という縁起物の意味で「ダイダイ」と呼ばれるようになったとされています。
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