夜噺骨董談義

収集品、自分で作ったもの、見せていただいた品々などを題材に感想談など

椿 鈴木竹柏筆 その2

2023-03-11 00:01:00 | 日本画
本日は本ブログにて二度目の紹介となる画家の作品です。椿 鈴木竹柏筆 その2紙本着色額装 共シール 誂タトウ額サイズ:縦445*横415 作品サイズ:縦140*横145鈴木竹柏の画歴は下記のとおりです。*****************************鈴木竹柏:(すずき ちくはく) 1918年12月4日 ~2020年2月7日。日本画家、日本芸術院会員。日展の事務局長や理事長、会長を歴任。神奈 . . . 本文を読む

蒼崖飛泉図 松林桂月筆 昭和31年

2023-03-10 00:01:00 | 掛け軸
松林桂月は最後の南画画家と称せられ、1958年には文化勲章を受賞するなど画家として最高位の地位を獲得していますが、現在では知る人も少なくなっているかもしれませんね。蒼崖飛泉図 松林桂月筆 昭和31年絹本水墨着色軸装 軸先象牙 合箱全体サイズ:縦1485*横730 画サイズ:縦565*横477昭和になってからの松林桂月の作品は墨線を基調とした繊細な作品が主流となります。「絹本墨画淡彩」はまさに全盛期 . . . 本文を読む

氏素性の解らぬ作品 古九谷様式色絵? 栗文輪花型五寸皿対

2023-03-09 01:01:00 | 陶磁器
本ブログへの特定の作品群にアクセスが増えるのには「なんでも鑑定団」の出品作が関連している時があります。今週のアクセスが増えたのは「加納鉄哉」の作品に対してですね。あまり注目されていない彫刻家でしたが、これを機会に少しでも注目されればと思います。修理していただいた「人形修理職人ネットワーク福田匠庵」にも注目していただければと思います。さて本日紹介する作品を「古九谷様式色絵」に分類するには異論のある方 . . . 本文を読む

読書する女 木下孝則画 1955年作 その11

2023-03-08 00:01:00 | 洋画
ここのところ続いて木下孝則の作品を紹介していますが、本日は1954年から1955年にかけて描かれたと思われる木下孝則の読書をしている女性を描いた作品です。このモチーフでの作品はこの作品で当方で4作品目となります。6号サイズほどの小さめの作品ながら、あいかわず品格のある作品となっています。読書する女 木下孝則画 1955年作 その11 油彩額装 右上サイン 銀座日動画廊シール 誂:黄袋+タトウ額サイ . . . 本文を読む

ジャンク品? 古染付山水人物文大皿 明時代

2023-03-07 00:01:00 | 陶磁器
本日紹介する作品は本ブログでも何点かの作品を紹介している明末期とされてる芙蓉手の染付大皿です。ただ高台部分で大きく窯で焼いている時点で歪んでおり、作品としてはかろうじて鑑賞ができるいわゆる「ジャンク品」のような作品です。染付の絵の出来が良いので打ち捨てられずに世に出た作品?でしょう。歪んだ部分の裏表は膠のようなもので醜く補修されておりましたが、入手金額はそれでも7万円ほどしました。ジャンク品? 古 . . . 本文を読む

真贋不詳? 聖徳太子画賛 寺崎廣業筆・磯長本雅賛 明治44年(1911年)頃 その115

2023-03-05 00:01:00 | 掛け軸
ちょっと印章に違和感があったのですが、安かった?ので(10,000円弱)ので蒐集対象としている寺崎廣業について参考資料とするためにも購入した作品です。真贋不詳? 聖徳太子画賛 寺崎廣業筆・磯長本雅賛 明治44年(1911年)頃絹本着色仏画軸装 軸先真鍮 誂箱 全体サイズ:横580*縦1640 画サイズ:横430*縦940*賛を記している磯長本雅については「高野山第406代)高野山真言宗総本山金剛峰 . . . 本文を読む

古くからある2作品

2023-03-04 00:01:00 | 日本画
このブログは読まれる記事という側面より、当方のデータ整理という側面が強いのですが、ひとつの作品の記事をまとめあげるのに要する時間は結構かかります。写真整理、寸法測定、誂、作品の調査などetc。しかも自宅で息子に邪魔されない?時間となるとひとつの作品に数日を要する時もあります。しかも遅筆、粗雑な文ゆえ、ますます時間がかかり、時にはエイやと投稿してしまう場合もあり、ブログを読まれている方には申し訳ない . . . 本文を読む

初期の頃の作 立美人図 (その2) 星野(岡本)更園筆 その3

2023-03-03 00:01:00 | 掛け軸
ものを作ったり、実験するのがどうも好きそうな息子。習い事?もプログラミング、eスポーツにサイエンス・・ほとんど遊びかな?  欲しがるもの、買ってあげるものには自然に工作ものが多くなるようです。頻繁には買ってあげられませんが今回はメガパンチ! 同様のダンボール用紙での組み立てでは金庫なるものもあります。なかなかの優れものでマジックハンドのように動かせる・・・。互いに「良い子、良い子」するとこうなる・ . . . 本文を読む

(赤い髪飾りの)少女 木下孝則画 1954年 その10

2023-03-01 00:01:00 | 洋画
先週末は小春日和の天気、さらにはお雛様の前の週末ということもあって、皆で恒例の雛人形を座敷に飾り付けしました。息子は男性ながらすでに五回ほどは組み立てを経験済み。古い家の蔵に必ずと言っていいほどあった揃いの雛人形ですが、いまはどれほどの家にあるのかな? 大事にしまっておかないとネズミや虫の被害にあって、使いものにならなくなるので、当方でも何点かは処分しています。そもそも自宅で飾る慣わしが徐々に衰退 . . . 本文を読む