Wein, Weib und Gesang

ワイン、女 そして歌、此れを愛しまない輩は、一生涯馬鹿者であり続ける。マルティン・ルター(1483-1546)

ヴィンテージ大胆予想

2007-08-27 | ワイン
2007年産ワインの新情報が続々と流れている。先日、日常消費ワインを取りに行った時に聞いた情報と一致する。

四月からの陽気は成長を早まらせ、三週間早く収穫されることは良く語られているが、強い日差しの焼け現象に加えて、先日の試食で示した過熟が問題となる。素人感覚では、果皮は充分に育っていると思えるが、これから収穫までの三週間が勝負と言われる。

つまり、現時点で既に正しい熟成へと向っているが、この時点で雨が降ると一挙に熟成しているものから腐ってしまうようだ。収穫までの日差しは充分だが、このまま推移して欲しいということになるようである。

確かに良く熟成しているのは、グランクリュのそれも糖比重の高い葡萄が収穫されるところなので、それらが最も心配だろう。逆に熟成の悪い地所からの単純なワインは、もう少し晴れが続くと素晴らしいワインとなりそうである。

すると来年早々から、廉くて美味いリッターヴァインが期待出来る筈である。反対に、高級リースリングは重くてますますなかなか手が出なくなるなるかもしれない。赤ワインは期待出来る。

しかし、ここで雨が来るとカタストロフとなる。ここ数日は、残暑であるが、もう暫らく雨の降らないことを祈りたい。

用事があってライシュタットの赤ワインやケーニクスバッハのオェルベルクを床屋に行くついでに散歩した。双方とも赤ワインが殆どの地所である。その中でも先日試したような高級のシュペートブルグンダーには網がかけてある。場所によるとその一角を囲むようになっている。一体、鳥が外敵なのが、腹の減った小動物なのか欲の張った人間が外敵なのか良く判らない。
コメント (4)
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