Wein, Weib und Gesang

ワイン、女 そして歌、此れを愛しまない輩は、一生涯馬鹿者であり続ける。マルティン・ルター(1483-1546)

馬耳東風の音楽界首領

2020-01-12 | 雑感
腹立たしい。12月15日のフランクフルト行の写真代が120ユーロとなった。スイスを除けば今までで払う交通違反金の最高額だ。通常は時速100㎞を走っていて、橋の下での撮影後に直ぐに見たのはその通り100㎞制限だった。だから臨時ネズミ取りカメラで写されたとしても80㎞制限だと思っていた。それが60㎞だったのだ。自動車専用道路でその速度は工事現場か霧とか凍結とかの特別な状況しか知らない。誤差を除いて時速100㎞を出していたとされた。つまり今までの最高超過40㎞が計算されて、120ユーロと減点一である。

以前のシステムならば即免停だったが、今は一年以内に減点されていなければ免停にならない。一点目は2018年の夏だったので問題なく、この点が消えるのが今年の暮れである。もう来ないと思うが11月の帰りに光ったのが減点であったならば問題になる。その場合は異議申し立ての意思はある。減点自体は三点までならば気にしないでいいとされている。しかし常習者扱いされるのは遺憾だ。

今回の場合は明らかに警察の人件費への資金集めの様で腹立たしい。地元のワイン街道の女性警官の名前で写真付きの書状が来ている。「金だけ出せ、減点一で終わりだ」が言いたいのだろう。兎に角、ラインラントプファルツ州はSPDが牛耳っているので金だけとろうとする。本当に嘆かわしい。これは先ず認めて処理してしまうしかないだろう。後先に次のことは考えられない。

当日はギアーの故障の問題から落ち着いていなかったので、見落としていて、前の車が異常に遅かったので抜いたに過ぎなかった。見落としていたらこちらにも落ち度がある。最新のナヴィシステムでもこのネズミ捕りは避けられなかったのではないか。本当に腹立たしい。嘗て日本から来た人はやり得とか言っていたのは昔話で、今は金で脅すようにスイスの超高額違反金制度に近づいてきている。

ベートーヴェンの切手と限定1500枚の冊子を取りに行った。なるほどポストにも何処にも入らない大判の封筒に入れてあった。冊子の方の内容はどんな人かを説明しているに過ぎない。その意味ではあまり価値が無かった。しかしこれがあると一枚だけは綺麗に残る。他の多くは今後何十枚買うか分からないがどんどん使う。

頂上まで往復した。一時間以上何分掛かったかは見ていない。完走だけで充分だからだ。前回はパン屋が休みの8月初めだった。前回の炎症の事に触れている。今回は炎症でなくて抜歯したあとで身体の動き難さはあった。それでもなんとか完走した。これで日曜日はゆっくり休める。来週の音楽お勉強の時間が取れる。

ベルリンからの放送は、初日のそれとは大分異なっていた。三日目の中継はどうなるか。少なくともバレンボイムのピアノはどちらでもよい。夏のツアーには同行しないので、宿も予約していたのでベルリンへも行けたが、まさかバレンボイムの協奏曲演奏の為に出かける価値などはないと決断していた。そしてツアーに同行しないことを聴いてから喜んだ。まだ指揮者として活躍し始めたころに聴いたことがあるが、その時の印象とは大分悪くなっていた。新聞評も昨年のMeToo事件の結論に関わらず敢えてそこで取り上げていて、今回の演奏のペダル操作を称して霧にまく誤魔化しとしている。驚くばかりの聴衆の反応にも触れている。

ラディオ放送でもバレンボイムの願いで実現した共演という事で、この音楽監督がペトレンコの人気に頼ろうとしたのが知らされた ― 二人が名を連ねてカタリ-ナ・ヴァークナーに弾劾声明を出していた。音楽を聴く限り最早音符をしっかり弾き分けて演奏することが儘ならず、恐らく批評で細かに批判しても馬耳東風だと思う。良い事しか耳に入らず、批判めいたことには耳を貸さない。典型的な脳収縮である。それはその演奏でプロとして弾き分けなければいけないことに無頓着に指を動かし、新聞にあるようにペトレンコのロンドでの誘いにも知らぬふりをしたその演奏ぶりに現れていた。もう音楽家としては引退するべき人だと思った。

先日聴いた年長のドホナーニ氏と並んでバレンボイム氏は独音楽界のドンである。前者は90歳を越している、しかしこちらは80歳にも満たない。しかし、その態度はどちらがどちらか分からない。なるほど前者は父親がナチに処刑されてと多難な人生を歩んできたが、後者は最初から天才少年音楽家だった。要するに業界での経歴はよく似たものだろう。しかし元々の脳の質が大分異なっていたようだ。



参照:
修正される中継録音 2019-08-04 | 生活
もう一日なおして行こう 2020-01-11 | 雑感
カードを開放して貰う 2020-01-07 | 生活
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