Wein, Weib und Gesang

ワイン、女 そして歌、此れを愛しまない輩は、一生涯馬鹿者であり続ける。マルティン・ルター(1483-1546)

下ろしたて靴下で前進

2020-01-23 | 生活
英国に発注したシャツ類が届いた。久しぶりの白シャツで、もう一枚下ろしていないものとの相違は襟の形である。ポプリンなので薄っぺらく夏向きだが、蝶タイには使わなくても通常のタイには気楽に使える。洗濯屋に出して戻って来ている色変わりしたものと含めて三着あるので、あとは礼服用のものを購入しておけば当分は賄えるだろう。

兎に角、白シャツは安売りにならないので最近は購入しておらず白シャツばかりになっている。しかし、それほど色を考えないでも合わせられるのは矢張り都合がよい。同時に発注したソックスがこれまた微妙な色合いで、なるほど安売りになる原因はそこにある。本日も色物で出かけるので、グリーンの靴下を履いてみようかと思う。メリノとコットンの混毛と書いてあったが実際はナイロンとの合わせだった。丈夫でいいが、不当表示なのでクレームだけは付けておきたい。物は悪くはない、洗濯を何回かしてどれほど風合いが保たれるか?

フランクフルトからの帰路の車中でブリクジット法が英国議会で通ったことを聞いた。実際注文した時にも今までにはなかった通関税の免責についての一言が書き加えられていた。いよいよである。そこでセールがまだ続いているので駆け込み需要が見込まれているのだろう。こちらもじっくりとこの先どのようになるか分からないので、為替を睨みながら月末まで物色してみたい。再び上昇していて、暴落とは甚だ遠い。要するにソフトランディングする見通しという事なのだろう。

バッハ協会の例会に行くとやはり久しぶりだなとの気持ちになった。何が違うのだろうか?やはり協会外の人でもそこに集まる人の層が違うのだろう。一番違うののプロアルテとかの世界の交響楽団とかで集まる人たちだ。簡単に言うと頭の悪そうな人が多い。エンタメの一つなのだろうが、高い金を出して世界超一流のそれを観聴きしたという事を人に自慢する前に自負心に思っているような人たちが集まる。一番苦手な聴衆で、大ホールが一杯になる筈なのに、ペトレンコ指揮のお披露目国内ツアーがまだ売り切れていない事でもよく分かる。彼ら彼女らにするとラトル指揮ロンドン交響楽団を購入してあり、もうそれ以上超一流は要らないという感じだろうか。

レクチャーはアルテオパー大ホールで開かれたので、久しぶりに平土間に座った。平土間の真ん中から後ろの最前列に座った。若干舞台は上で最前列16列真ん中だから視界は効くがあまり座りたくないと思った。ベルリナーフィルハーモニカーでは146ユーロの一等席となり流石に全部売れている、二列目つまり17列はまだ売れ残っている。また第三ブロックの25列目以降は傾斜が付いているが同時にバルコンが被ってくる。それほど音響が悪くないのは経験しているので知っているが視覚が良くても安くないので取らない。

コンサート自体は2000人以下規模の最上階を閉めた形で、その正面二階バルコン席最後の列から二つ目を最低料金で購入していた。その前は殆ど開いていたので、最初から前進した。つまり12列目から5列目へと移動した。最高価格席だと思う。印象は視覚的にも近くてよいのだが若干音が滲む感じがある。それなら後部の私が購入した35ユーロの席でもそれほど変わらない。やはりルツェルンとかエルフィーとか新しいいいホールを知っていると、残響だけは豊かだがもう少しデテールがハッキリ聴きたいと思うと物足りない。これはこれでペトレンコがどのように合わせてくるかも愉しみである。既に座付楽団と欧州ツアー公演をしているので、会場はよく分かっている筈だ。次に出かける音楽会がエルフィー、その次がまたここアルテオパーとなる。

下ろしたての靴下であるがとても快適だった。以前の分厚いものでは指が当たっていたが、これでは気持ちよく収まり冷たさも無かった。兎に角一回でも気持ちよく履けたので10ポンドの価値は充分にあった。足が冷たくならずに汗ばむことも無く気持ちよいのが嬉しい。



参照:
祝祭劇場のコーヒー 2020-01-21 | 雑感
交響曲をぶっ潰せ! 2019-12-18 | 音
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