Wein, Weib und Gesang

ワイン、女 そして歌、此れを愛しまない輩は、一生涯馬鹿者であり続ける。マルティン・ルター(1483-1546)

復活祭用の気の利いた冊子

2020-01-22 | 文化一般
交通違反の調書が来ている。反論する機会が与えられているので当然のことながら行使する。週末の仕事である。受け入れられるかどうか分からないが、反論しておかないと無理強いされても裁判にも持ち込めない。論拠は、「時速60㎞制限は間違いでしょう」という事で、60㎞制限が明示されていなかった事、インターチェンジから次の100㎞制限区間まで通常は一か所のみ80㎞制限が提示してあって、写真撮影の橋の下過ぎ直ぐに100㎞制限が提示されている事、更に撮影時は異常に遅い車を追い越した時であった事の三つであろう。要するにその時100㎞を越えていたとしても40㎞超過はしていないという反論だ。

実際に一か所臨時で速度制限してあってそれを基準にして違反を取るのは間違いである。実際に80㎞制限を見落としていた。なぜ見落としたかは分からないが、インターチェンジから走行車線に入ってでこうっつう状況によっては見落としは充分にあり得る。警察側がミスしていたとしたら、その設置場所と訳の分からない60㎞制限はインターチェンジ前に明示してあって、追加の速度制限明示が充分でなかったことだろう。それならば警察が分かっている筈だ。

だからインターチェンジからその走行車線に入ってきた事実と、異常に遅い車を追い越そうとして加速したことの二点が重要になる。橋の下の測定機設置は悪質だが、これはその時点で先の100㎞制限が見えなかった可能性もあるので何とも言えない。こちらは灰色だ。フランクフルトに行くときに写真でも撮ってみよう。

祝祭劇場からとって来たプリント資料が中々よい。一つは年間プログラムが英語で記されているパンフレットで、もう一つは復活祭プログラムパンフレットだ。どちらもまだ貰っていない。聖霊降臨祭用の冊子もあった。復活祭用はこれを持っていれば滞在中便利に時間的にも整理されていて、また会場の地図のイラストもあっておしゃれだ。そしてどことなく知的な感じもある。興行師支配人のときにはなかったテーストである。そして7日の祝祭劇場見学、5日と12日の其々芸術と歴史の二種類のガイドツアー、クーアハウスでの祝祭ラウンジの案内、ブルダ美術館での特別展示と市立美術館での風呂の文化展など全てが網羅されている。敢えて言えばGPはここでは紹介されていない。期間前という事だろう。

同時に表表紙の緑色と黄色の配色は結構保守的な印象もあって、完全にザルツブルクのそれと入れ替わったという意思表示にも読める。要するに復活祭といえばバーデンバーデンという定着を図っているのだろう。電話番号等も漏れなく書き込まれていて、万全の態勢を敷こうとしているかのようにも見える。前書きには、スタムパ支配人の名前で、ベートーヴェンの唯一のオペラ「フィデリオ」はフェスティヴァルの中心であって、世界的に注目されるだろうとしている。最後の頁には、SWRの前にARTEのロゴが加えられているのを見ても、それが生中継を表していることが読み取れる。

兎に角、こうしてもう既に来年のものが準備されている時期に最新のプリント資料を広げて見ると、感激してしまうのである。なにもそれほど具体的なことをしたわけではないが、遂にここまで現実化してきたなと思うととても感慨深い。最終日の生中継へと向けてまだまだやれることはある。



参照:
「魔笛」初日の解読の鍵 2013-03-25 | 文化一般
創作の物語を語らせる 2019-11-24 | 文化一般




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