窓拭きはここしかない。既に室内の光量は落ちてきている。少しでも光を入れて温度としたい。暖かくなるのはこの二日ほどで、その後に雨が降るとしても片付けるしか手はないであろう。夜間もまるで日本の秋のようなアルプス以南から戻ってくると旅行以前よりも明らかに冷えるようになった。10月の晴れ間も予報からすると望み薄だ。
南の空を思い浮かべながら、ミラノからの復路でのワイン地所を回想する。若干ネットを調べてみたがこれといった情報はあまり見つからない。最初に見つけた醸造所は1990年代からやっていて、どちらかというと病気にも強い品種改良した葡萄で条件の良い収穫と付加価値をつけている醸造所のようで、道理で様々な品種が植えてあった。そこでも一生懸命写真を撮ったが、お目当てのメルローは余り写せていない。メルローはワイン街道ではあまり見かけないので、五つ指の手相はU型とは認知できていなかったからである。
その歴史的な栽培風景を見ると感動する。如何にその谷の高地での生産量と栽培の横たわっている困難が知れる。だからこそ募金をまで募って高付加価値のワインを出している。葡萄を棚状にして栽培しているのも特徴で、周りを適当な高さで花崗岩で囲って霜を避けているのだろうか。標高からすれば400m前後ほどなのだが、村の最高高度は2740mまであるということは如何に大きな斜面が横たわっているかということだ。つまり、燦燦と降り注ぐ光の中で酸も充実して糖も十分な実りが期待される。紫外線が強いと色素も違うだろうか。
そして今回四本のメルローを購入して、二本は既に開けた7フランケンの一本は既に試したことがあるものでロカルノで泊まったキャムプ場のお隣の醸造所だった。もう一本は復路に給油した街にある醸造所で、主に周辺の葡萄を使っている様だ。そこで明らかになるのはやはり南になるほど土壌も変わってイタリアワインのようなどってりした熟成に近くなっている傾向があることだ。
土地勘があるので、ロカルノ周辺の土壌の感じもよく分かる。クライミングほど土壌に親しむスポーツもないだろう。テチーノ自体はワインに関しては白もそれなりに出ているようだが、これに関しては現在研究するほどの動機付けはない。
もう一本買ってきたのは地元のメルローでこれも二回目である。ルツェルンで購入したものと同じ年度のもので全く同じものだが開けるのは楽しみだ。それ程アーモンド感など味わい深かった。次にバーゼルにでも出かける時にでも補給しておきたい。
残りの一本は価格的には少し上であったが、20フランケン以下で選定した。理由は高価で樽に寝かしておいたりしていても、その葡萄の素養とは関係なくて、所謂酒蔵での仕事に付加価値であることが多いからだ。勿論、手間をかけたワインにはそれなりの栽培から摘み取りにまでコストを掛けられるということはある。
但し大手の醸造所が工場のようなワイン蔵で醸造して付加価値をつけるだけということも少なくないので、その辺りもエティケットなどである程度検討をつける。嘗てLPを購入するのにジャケットで零細の手作りの録音を率先するという人気のオーディオ物書きがいたのを思い出す。
参照:
持ち交わす共感のありか 2024-10-14 | アウトドーア・環境
クリスマスに向けて 2023-12-20 | 暦
南の空を思い浮かべながら、ミラノからの復路でのワイン地所を回想する。若干ネットを調べてみたがこれといった情報はあまり見つからない。最初に見つけた醸造所は1990年代からやっていて、どちらかというと病気にも強い品種改良した葡萄で条件の良い収穫と付加価値をつけている醸造所のようで、道理で様々な品種が植えてあった。そこでも一生懸命写真を撮ったが、お目当てのメルローは余り写せていない。メルローはワイン街道ではあまり見かけないので、五つ指の手相はU型とは認知できていなかったからである。
その歴史的な栽培風景を見ると感動する。如何にその谷の高地での生産量と栽培の横たわっている困難が知れる。だからこそ募金をまで募って高付加価値のワインを出している。葡萄を棚状にして栽培しているのも特徴で、周りを適当な高さで花崗岩で囲って霜を避けているのだろうか。標高からすれば400m前後ほどなのだが、村の最高高度は2740mまであるということは如何に大きな斜面が横たわっているかということだ。つまり、燦燦と降り注ぐ光の中で酸も充実して糖も十分な実りが期待される。紫外線が強いと色素も違うだろうか。
そして今回四本のメルローを購入して、二本は既に開けた7フランケンの一本は既に試したことがあるものでロカルノで泊まったキャムプ場のお隣の醸造所だった。もう一本は復路に給油した街にある醸造所で、主に周辺の葡萄を使っている様だ。そこで明らかになるのはやはり南になるほど土壌も変わってイタリアワインのようなどってりした熟成に近くなっている傾向があることだ。
土地勘があるので、ロカルノ周辺の土壌の感じもよく分かる。クライミングほど土壌に親しむスポーツもないだろう。テチーノ自体はワインに関しては白もそれなりに出ているようだが、これに関しては現在研究するほどの動機付けはない。
もう一本買ってきたのは地元のメルローでこれも二回目である。ルツェルンで購入したものと同じ年度のもので全く同じものだが開けるのは楽しみだ。それ程アーモンド感など味わい深かった。次にバーゼルにでも出かける時にでも補給しておきたい。
残りの一本は価格的には少し上であったが、20フランケン以下で選定した。理由は高価で樽に寝かしておいたりしていても、その葡萄の素養とは関係なくて、所謂酒蔵での仕事に付加価値であることが多いからだ。勿論、手間をかけたワインにはそれなりの栽培から摘み取りにまでコストを掛けられるということはある。
但し大手の醸造所が工場のようなワイン蔵で醸造して付加価値をつけるだけということも少なくないので、その辺りもエティケットなどである程度検討をつける。嘗てLPを購入するのにジャケットで零細の手作りの録音を率先するという人気のオーディオ物書きがいたのを思い出す。
参照:
持ち交わす共感のありか 2024-10-14 | アウトドーア・環境
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