紅露の写真日誌…北の大地・夢空間

小樽・札幌の風景、イベントが中心

フィルムの乳剤面を裏返して使うと…

2009-04-04 15:21:05 | フィルム
上の画像は、小樽運河を撮ったものです。撮影時間は午後一時頃でしょうか。夕方の斜光の中で撮ったわけではありません。(EOS7+TAMRON28~200mm フジスペリアX'TRA 400)
またフィルターを使ったわけでも、セピアカラーフィルムを使ったわけでもありません。

フィルムの乳剤面を裏返しにして使うとこのようなセピアカラーのような映り方をするのです。作り方は簡単です。5分もあれば、乳剤面裏返しのフィルムが作れます。

先ず、からのパトローネのに残っているフィルムの端と、新しいフィルムのベロ(切り込みの部分をカットして)を、セロテープで繋ぎます。この時新しいフィルムの乳剤面を裏返しにして繋ぎます。その後はダークバッグの中で、からのパトローにまき戻します。

最後まで巻き戻したら、挟みで切り離して、切り込みのあるベロを作って終わりです。なお撮影に当たっては、ISO感度を一段落としたほうがいいかもしれません。フィルム感度通り撮影したところと、露出不足の画像が多く出来ました。


下の画像は、小樽運河ですが、北運河と呼ばれるところにある北海製罐の古い建物です。現在使われているのかどうか不明ですが、この古い建物に、この色調があっているように思います。(データ同じ)

 

次の画像は、小樽中央埠頭にある観光船の発着所に係留されていた小型船です。赤いペンキの色が鮮やかに出ています。(データー同じ)

 

さて次の二枚の画像は、今年1月12日札幌開拓の森で行われたモデル撮影会の時のものです。(オリンパス35RC フジスペリア400)
モデルさん二人が映っている画像については多少レタッチしてセピア色を薄めました。

いずれにしてもモデルさんのクラシックな装いと色調もマッチして、いい画像になったかな、なんて思っております。時と場合によっては、乳剤面逆のフィルムも使えますね。なお、LOMOジャパンから、乳剤面逆のフィルムが三本パックで発売されております。

 

 

 
コメント (2)
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