紅露の写真日誌…北の大地・夢空間

小樽・札幌の風景、イベントが中心

私の好きな撮影スポット…美瑛青い池2

2009-04-26 09:20:00 | 写真
前回に引き続き美瑛の青い池を取り上げます。私自身は、大げさですが、美瑛のこの青い池は、中国四川省の九賽溝に匹敵するのではないかと、内心思っております。昨年11月上旬に三度目の訪問をしました。寒い日で、朝方は当然氷点下でした。案の定青い池は全面結氷しておりました。

上の画像は、初冬の淡い朝日に照らされて、立ち木の陰が青い縞模様となっているものです。結氷した池面に青いストライプが走っていて、とても美しいその模様に、ただただ見とれておりました。(午前8時30分頃)

やがて日が高くなり温度が上昇してくると、池面は徐々に、シャーベット状になって行きます。(午前11時頃)そして、あちこちに穴が開いて広がってゆきます。画面を見てください。何と綺麗な模様を描いていることでしょう。自然というのは不思議ですね。思いも付かないような、アートを作り出します。

 


なお、下の画像を見ていただきますと、位置関係が分かると思います。画面左端が美瑛川(本流)です。子供たちの前にあるのが砂防によって堰き止められた水溜り、いわゆる青い池なのです。時間は昼頃ですので太陽は中天にあります。

 

子供たちは、中学生くらいでしょうか、引率の先生に「写真とっている方がおります。雪玉を投げ入れてはいけません」と注意されておりました。

次の画像は、なんでしょうか。斜面に付いた足跡は、多分キツネのものでしょう。では、奥の斜めの線上にに生えているようなものは?

一見キノコのようにも見えますが、実は、先の青い池からあふれ出した水が、斜面(砂防)を流れ落ちる時に出た、水の飛まつを高速シャッターで切り取ったものなのです。この水は、美瑛川に注ぎ込みます。

 

最後の二つの画像は、ここ青い池ある美瑛川の上流にある、白髭の滝と、下流の美望橋から見た真冬の美瑛川です。白髭の滝は、川の壁面から噴出しております。専門用語では、潜流瀑といい、日本では珍しい滝だそうです。
 
    

北海道、特に美瑛、富良野に来られる方は、是非日本の九賽溝を見ていただきたいと思います。
 
コメント
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