
アマゾンプライムで「グッバイゴダール」という映画を見た。別れた妻のアンヌ・ビアゼムスキー(個人的にはブレッソンのバルタザールが印象的) の視点(自伝を元に)からゴダールを描いたという作品で、ゴダールの厄介な人間性はよく分かる。撮り方もちょっとゴダール風になっているが、それは飽くまで風で、本家と比較すると全然で、映画としての出来は良くない。
で、ここからがあまりの偶然。映画の中にパリの五月革命をゴダールが撮るシーンがあるのだが、その夜、BSNHK「二十世紀の映像」(再放送)で本物のそのシーンが出て来たのだ。映画と全く同じいで立ちだった。映画の方がゴダールそっくりに作ってるからそうなるのだろうが、それにしても同じ日に映画と同じ本物のシーンを目撃するとは。