
誰もゴルフなどやらないのに(嫌いなスポーツベストスリー)何故かゴルフクラブが家にある。隅に置かれて三四十年はなるだろうか。或いはもっと。始末しないと思いながら何十年、ついに意を決した。資源ごみに出すためには、まずクラブを切らないといけない。かごに入るサイズにするというのが規則だ。古いものなので金属製。早速金属専用の鋸で切る。が、早々すんなりとは切れない。やはり特殊金属なのか。それでも切れ込みが入り、時間はかかりそうだが切れそうな状態になったところで思い切り足で踏んだら簡単に折れた。どうも切れ込みはちょっとで良さそう。後はその要領で簡単に始末できた。全部で10本ほど。とここまでは思ったより捗った。
そして今度はゴルフバッグ。革の部分を切って燃えるゴミ、金属部分は資源ごみとサクサク終わるだろうと思ったところ予期せぬ障害が。金属ワイヤーが四本入っていたのだ。太さは五ミリほど。これは明らかに特殊合金で鋸の刃がなかなか入らない。しつこくやってるとやっと少し入るという状態。同じことが過去自転車のチェーンロックであったことを思い出した。何だか終わりのない作業をしてる気分だった。鋸で完全に切るのは相当難しそう。ここで再び力任せに折ろうと試みる。ちょっと諦めムードでやってみたというのが正しいところ。もの凄い復元力だが限界まで曲げると、ポキッといった。金属は切れ込み(ひび)に弱い、と知った瞬間だ。