カウリスマキの「真夜中の虹」と「コントラクトキラー」をアマゾンプライムで見る。カウリスマキの映画は結構見てるのだがこの代表作は見る機会がなく、今回アマゾンプライムで発見しやっと見ることができた。どちらもカウリスマキらしいとぼけたユーモアのある、監督が得意とする失業者が主人公の暗い話、なのだが、見てる方は暗い気分となることはない。画面自体も暗いのだが見終わった後にはその暗さも心地良くなる。今回思ったのはカウリスマキの映画(特に初期の)のユーモアと物語性を削ぐとブレッソンではないか、ということ。映画の可能性とは何か。いずれにしろハリウッド映画の対極的位置にある映画であることは間違いない。
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