ピカビア通信

アート、食べ物、音楽、映画、写真などについての雑記。

シンガポール

2009年02月16日 | Weblog


NHKスペシャルの沸騰都市シリーズ「シンガポール」、
結局面白いので見てしまった。
何だかんだ言いながら、NHKが一番興味ある番組を提供
してくれる。

さて、シンガポール。
個人的なイメージとしては、世界三大がっかり名所のひ
とつ「マーライオン」があるということと、金融で成立っ
ている国である、シンガポール航空は評判がいい、ポ
イ捨てをすると罰金、という程度のものだ。
因みに三大がっかりの残り2つは、コペンハーゲンの「人
魚姫」シドニーの「オペラハウス」だったと思うが、
ベルギーの「小便小僧」なんかも充分その資格はある
のではと思う。
日本であれば、「オランダ坂」がノミネートされても
いい。

で話はシンガポールだが、今は世界の有能な科学者を
国家戦略としてリクルートしてるらしい。
研究のための施設を充実させ、その研究費用には糸目
をつけないという、研究者にとっては願っても無い環
境を提供してくれる。
国全体が、もう総合研究所といった雰囲気である。
もし研究者であれば、思う存分研究費が使え自分の興
味のあるものをとことん追求できる環境と言うのは魅
力的だと思う。
それに、当然それなりの報酬もあるのだろう。
日本人も何人かいるらしいが、彼らを見て、日本を捨て
た非国民的人間とみる人間もいそうだが、それはお門
違いである。
そこには、日本の研究環境が良くないという状況があ
るのだから。

ただ、いいことばかりではなく、それなりの成果を得
られなければ即首という超競争社会でもある。
競争原理が結果を生むという、厳しい世界でもあるわ
けだ。
成果というのは、例えば「Nature」「Cell」という一
流科学雑誌に論文が取り上げられたかどうかなどだ。
全く無縁な世界なので、一言「大変そう」である。

国の基本方針は、いかに金を儲けるかという、どこの
国でも一番に考えることを特化したような国だ。
要するに、本音で勝負の国。
だから外国人は、有能な人間しか要らない。
単純労働は、必要な時だけそれようの外国人を入れる。
いらなくなったら国外退去。
はっきり調整弁と言う。
日本でも、本当はそうしたいのではと思う。
しかし、国の規模が小さく、中国系が中心のあまり多
様な文化も無い人工国家のようなところだからそれも
可能なのだと思う。

国の風景は、どこかドバイのようで、近代的ビルが建
ち並び確かに現代的な都市といった風情であるが、個
人的にはドバイと同じく全く魅力を感じない。
あまりに自然が無い。
それと、経済のみの場所というのは、独自の文化的魅
力というのが一切感じられないという共通性もある。
そういう文化的な要素(非効率性)を排除して成立す
るからだろう。

というわけで、シンガポールという国がよく分かった
「NHKスペシャル」であった。
コメント    この記事についてブログを書く
« 不眠.渋滞 | トップ | WBC »

コメントを投稿

Weblog」カテゴリの最新記事