
近所に古本屋が出来て半年くらい経ったろうか。傍目から見ると唯々大変そうだ。東京での知り合いに古本屋の主人が二人いたが、どちらも何十年と続けた店を十年以上前に畳んでいる。よく言ってたのは、ある時から兎に角売れなくなったいということであった。一人の主人はネットで辛うじて生き延びていた。個人的にも古本すらネットで買うようになって、古本屋で取り敢えず色々見るということはしなくなった。実際の本屋でもそういう部分はあるが、特に古本屋は探す愉しみと言うのが大きな魅力なのかと思う。しかし、そういうことが楽しみな人間もどんどん減っているのだろう。今や絶滅危惧種のような風情である。
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