
映画の話をしている時、「最終的に寅さん映画が好き」となったら終わりだよと言ったのだが、今一つ納得してないようなので補足した。映画は娯楽だ、という見方であれば全くそれで問題ない。人情喜劇としてよくできていると思うし、ちょうど落語の名人芸のようなものだ。しかし、映画の可能性を求めて見てきたような人間がそんなことを言ったらその時点で終わりだ。ゴダールがどうのブレッソンがどうの小津がどうのと散々言ってきた今までは何だったのかという話になる。つまり格好付けてただけかということになる。身近にそういう例があったわけだが、これは、プログレッシブロック最高などと言ってた人間が、いつのまにかやっぱり日本人は演歌だよ、と言うのに似ている。

先日、賞味期限が2016年のトマトケチャップを使ったナポリタンを食べた。これは賞味期限切れ最長記録だ。勿論封は切ってないもので、食べる前に匂いを確かめて。味はどうだったこと言うと、これがすっかり美味しいトマトケチャップとなっていて、角が全くない熟成した円やかな味だった。だからナポリタンとしても、店のものより全然美味かった(美味くなるポイントはいくつかあるが)。以前、賞味期限一年過ぎというチーズを食べたことがあるが(缶詰のカマンベール)、それを超えた。因みにカマンベールは、普通に食べると全く美味くないカマンベールなのだが、一年物はトロトロになっていて十分美味かった。昨日のビールは鮮度いのちだったが、今回は熟成。ものによって食べごろはいろいろだ。

先日大衆食堂(今や絶滅危惧種)で生ビールではなく瓶ビールを頼んだ。以前は二種類あれば迷わずというか馬鹿の一つ覚えのように生を頼んでいたが、いつしかジョッキよりグラスで飲む方が好きなのと瓶の方が味が安定しているのとで瓶を頼む方が多くなった。経験的に美味しいビールの基準というのは銘柄ではなく鮮度なのだが、生は鮮度が落ちやすく品質も変わりやすい。結果瓶という選択となるわけなのだが、今回の瓶はイマイチというかスーパーで買う標準的な缶ビールの味と同じだった。そこで製造日を確認してみると去年の12月。これも経験的にだが、遅くとも一か月以内なのである。缶ビールも同じことが言えるのだが、回転の速さで店で飲む瓶ビールが鮮度の良い確率が一番高い。ということは今回の店は瓶ビールのはけが悪かったということか。

サイクロン掃除機はフィルターの掃除が結構面倒くさい、というのは使ってる人が普通に感じてることだと思うが、その掃除のときに埃が飛ぶのはどうしてるのか、と庭のごみ箱の上でフィルターを叩いている時に思う。室内だとちょっと大変そうだ。イナカだと庭があるから問題ないが、マンションとかアパートだとどうしてるのだろうか。
家には今中国製とエレクトロラックスのサイクロン掃除機がある。中国製はある時期から音がやたらとでかくなり、今はハンディタイプとして使ってる。エレクトロラックスの方は主掃除機として使ってるが、音が静かでちゃんと吸ってるのかと不安になる。しかし同じ面積で比べると中国製よりごみが多いので、少なくとも機能面では上なのだろう。ちょっと重いが値段も安いし納得している。

ジャパンネット銀行のキャッシュカードが来ると手持ちのキャッシュカードは全部で6枚になる。数だけは多い。しかしこれには理由があり、単純に使い方別に分けてこうなったのだ。全部一緒だと何に使ったかが把握しにくくなるので、ペイペイ用には一口座一キャッシュカードという風になっている。金額も10万くらいしか入ってないし、調子に乗って使うことを抑止している。その他にクレジットカードが三つだが、その内一枚は全く使ってない。何故そんなのがあるかというと、それは蔦谷のカードだから。レンタルビデオを一切利用しなくなって付随のクレジットカードも必然的に使う機会がなくなって、一切利用できないように来た時点で切断した記憶がある。クレジットカードもネットでペイペイなどを使うようになると使う頻度も下がりそうだ。それにしてもカード類は、徒に増えるものである。

前回三回程本人確認が上手くいかずにほったらかしのジャパンネット銀行、訳あって再び口座申し込みの手続きをした。今回の本人確認はその場でしてそれで終了と言うスピード承認とやり方が変わっていた。まずパソコンで本人情報を打ち込み写真撮影。ここで第一の躓き。パソコンでどうやってやるんだということになるが、画面にQRコードがでてきてそれをスマホで読み取って写真ということだった。つまりここで作業はスマホに移行ということになるのだ。ここは結構戸惑うポイントだ。
スマホの写真は元々の読み取りアプリでは駄目でペイペイのスキャナーを使わないといけない。これは前日に発見したばかり。そしていよいよ指示が出て、免許書を三通りで撮ることになる。ここで第二の躓き。指示画面の枠に合わせるが全然撮影されない(自動で撮影されるはず)。何度やっても駄目だ。背景が問題かと黒のパソコンのキーボードを使ってやったがまだ駄目。画面の明るさが問題かと今度は手元にあった黒いものを背景にしたらやっと作動した。この一連の作業で、また放棄しようかと思ったが何とか終わったので続行。次に動画を撮る。こんなことまでやるのかと思ったが、これはすんなり終了。これで手続きも終了となる。後は審査があってキャッシュカードが送られて(五日ほどで)全て終わりとなる。確かに早いが人によっては引っかかる部分も多そうだ。

今回の朝ドラは杉咲花主演の「おちょやん」(今までずっとおちよちゃんだと思っていた)。浪花千栄子をモデルにした話だが、今のところあまり面白くない。10点満点で5点が標準的(それなりに楽しめてこれで良いというライン)とすると4.5くらいだ。理由はまず杉咲花がモデルの役柄に合ってないということ。可愛すぎるのだ。どちらかというと肝っ玉母さん的な主人公には華奢過ぎる。それは相手役の成田凌にも言えること。座長と言うより若旦那臭が強すぎる。この二人がどうにもミスマッチなのだ。そして題材そのものも古くさくて興味がでてこない。この先もあまり期待は持てなさそう。
因みに歴代朝ドラの点数は、「花子とアン」「夏空」が5点、前回の「エール」は5.5「ひよっこ」も5.5、低いところでは「まれ」が3「純と愛」が2「半分、青い」が3.5「べっぴんさん」が4といったところだ。

田舎だと特に問題となるが、例えば昔からある神社に関すること。伝統(神社存在の根拠とも言える)を大事にするので昔からの風習を受け継ぐのが仕事となる。その仕事を担うのは氏子と言われるその土地に住んでいる住人の中から選ばれる総代。行事が多いとその分自分の時間が削られる。しかも奉仕という名の只働き。当然やりたくない人間がいる。共同体としてのつながりが薄れつつある現代、益々やりたくない人間は増える。結果、総代を選ぶのに苦労するようになる。というのは地方ではどこでも抱えている問題なのである。
そんな神社だが、傍から見ると日本的なたたずまいでそこにあってほしいなどと勝手に思われている。関わってる人間からすると大変なだけなのだが。この前は、傍とも言えぬ完全に地元の氏子でもある人間が神社のことでいろいろ言ってきたので、関係ないだろうと言うと、氏神様で心のよりどこだなどと都合のいいことを言ったので、それならちゃんと総代などもやりしっかり神社の為に働けと言うとすっかりトーンダウン。自分では何もしないくせに文句だけは一人前、こんな人間が多いのもイナカ、というかこれはどこでもであった。