Pink * Satin * Pointe * Shoes

なんとなく、すきなこと

ミシンライフ、スタート?

2008-11-23 23:19:59 | 日記?
今日、渋谷のマルナンさんで生地を買いました。
そう、エレクターのカバー用に。
とりあえず無難に生成を6メートル30センチ。
どうなることやら不安ではありますが、がんばってみようと思います。

でも、まだこの間買ったミシンは開梱はしたものの棚にしまったっぱなし。
まだボビンに糸も巻いてなくて、いきなり大物はツライだろうと、手始めにトウシューズ入れ巾着でも縫ってみようかな・・・ってことで、ラブリーな生地があったので1メートル買ってみました。

マトリョーシカが並んでるんだけど、ねこちゃんのマトリョーシカも交互に登場するの。
かわいい。(* ̄▽ ̄*)

お友達に基本的なところは教えてもらった&過去の記憶を掘り起こしてもらったもののやっぱり不安なので、洋裁のイロハが解るガイドブックでも買ってみようかなと思ってます。( ̄▽ ̄;)

とりあえず完成したらこちらで報告しようと思っております。

・・・が、一向に報告記事が出ない場合はご容赦を。(汗)
コメント (2)
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年々歳々

2008-11-23 22:48:54 | エンターテインメント
「年々歳々」という映画を観てきました。
<さっぽろ映画祭での紹介ページ>



中学生のみずきは母親かえでと二人暮らし。
ある日突然、その二人の生活に飛び込んで来る従姉妹あおい。
あおいは次第にこの母子の関係に違和感を覚えてゆく。
ある日、あおいが見たのは、死んだはずの父親と会話するみずきの姿だった。



・・・という感じの紹介文を読んでから作品を観たんですが、段々謎が解けてきて、そして、・・・泣けました。

久しぶりに、泣きました。

遺された二人の女の心に焦点が当たるこの映画では、みずきの父親でありかえでの夫でもある修一の素敵さに説得力が無いと成り立たないんですけど、あえて「風間トオル」を配役しただけあって、修一は絵に描いたみたいに素敵です。
いや、見た目だけじゃなく、修一がどういう人間だったかはみずきやあおいの言葉で折に触れ観客に伝えられるんですが、しみじみと、本当に素敵な男性だったんだなぁって。
そしてラストの修一さんの言葉には、仕草には、ただただもう泣くしかなくて。

というわけで、凄い成功してます。(笑)

序盤から中盤ではちょっとホラーなムードも生んでいた円城寺あやさんの演技力もあって、最終的には「そりゃこんな男性がいきなり目の前からいなくなっちゃったら立ち直れないだろうさ(;-;)」って、すっかり感情移入させられちゃっていました。

脇を固める役者さん達もよくて、渡辺哲さんがいかにも無骨ながら人の好い親父さんを、清水昭博さんがとてもナチュラルに普通にいそうなお父さん役を演じられていました。

この映画、そもそもエイベックスが期待の新人を才能溢れる監督とのコラボで世に送り出そうって企画のよう。
というわけで新人4人がこの映画で映画デビューを飾っています。

江野沢愛美さんは小学6年生でありながらアンニュイさと健やかさが見事なバランスで、雑誌モデルとしては既に活躍しているようですが、映画初出演とは思えない演技力で堂々とヒロインのみずきを演じ切り、あおい役の指出瑞貴さんは今から将来の活躍が確信出来る女優っぷりでした。
みずきの親友役の田中柚里佳さんもみずきとの初恋を感じさせる宮崎翔太さんもまだデビュー間もないとは思えないグッジョブ。
みなさん今後が楽しみです。

今回はTAMA CINEMA FORUMでの先行プレビューという形で上映されたんですが、一般公開は来年、とりあえず渋谷シアターTSUTAYAにて、2月21日~27日まで。

東京以外はどうなるんでしょ。
出来れば劇場で見てもらいたいけど、東京ですらこんなに場所と期間が限られるなら、地方では難しいかな。
どうせなら早くDVDリリースして欲しいですね。


最後にタイトルについてですが、この作品のテーマともなっている、脚本家さんの思い入れ深い中国の有名な詩の一節、


『年々歳々(ねんねんさいさい)花相似たり 歳々年々人同じからず』


そこからそのままつけたと、上映後の舞台挨拶で監督さんがおっしゃっていました。
人の一生の儚さを花にたとえたような、そんな、悲しいけどあたたかで優しいメッセージが伝わってくる映画でした。
そうそう、主題歌「つまさき金魚」を甲斐よしひろ氏の娘さんである甲斐名都さんが歌っています。
作詞作曲もされているようですが、心地良い曲でしたよ。

若い才能を最初の一歩から追っていきたい方、胸が熱くなるミニシアター系のちょっといい映画が観たい方、そして風間トオルさんがお好きな方、必見です。v
コメント (6)
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三十九枚の年賀状

2008-11-23 22:24:08 | エンターテインメント
試写会で一足お先に「三十九枚の年賀状」という作品を観てきました。
宮崎で実際にあったお話をベースに制作された物語です。
2004年に宮崎日日新聞社が公募した「お茶の間エッセー」で特選を受賞された松浦百合子さんの同名の作品が原作になっています。

戦争の影が少女や彼女を取り巻く友達、家族、知人の生活に着実に影を落とし、それでも力強く生きていく彼ら、そして終戦前夜の青年兵士との出逢いと、それからの物語。
それらを淡々と、西都市の美しい自然を織り交ぜながら丁寧に描いてあります。

物語の核となる出来事はしっかりと描かれていますがモチーフがモチーフなので派手さはなく(もちろんこちらも必要以上にドラマチックな演出を望んでいるわけでもないのである意味期待通り)、やや「長いな」と感じさせる瞬間もありましたが、かといって退屈せずに最後まで観客を引っ張っていく力のある作品だと思いました。

良かったのはとにかく何より、宮崎の美しい自然。
まだこんなに美しい風景が残されているんだ・・・と感動すら覚えました。
隣県の出身なんですが、実は行ったことないんですよね、宮崎。

そして、戦中戦後の風俗が丁寧に再現されていて、興味深かったです。

ヒロインを演じた夏未エレナさんがとても魅力的で、松本明子さん、美木良介さんが演じられた両親像も素敵でした。
二人の弟達も屈託が無く可愛くて、夏未エレナさんと麻生裕未さんは凛として清楚な雰囲気も美しいお顔の造作も似た系統で全くすんなり移行できましたが、一方で、青年兵士の若い頃を演じた颯太さんと、ヒロインとずっと年賀状を交わして後に再会した元青年兵士を演じた風間トオルさんは顔の系統は違うんだけど、こちらも不思議に違和感を感じなかったのが面白かったです。

少女と青年兵士を演じられた4人の役者さん方がそれぞれに、それぞれの年代を、それぞれの魅力で演じられていました。

少女を軸に描かれる、戦争に巻き込まれてしまった人々の生活と、後半、互いを想いながらも別々の人生を生きるべく生きてきた男女の再会の時、連れ立って歩く姿、かわす言葉、そして別れの瞬間。

淡々と描かれた後に、サラリと終わるラスト。

大きな波風が立ったわけではないのに、心にしっかりずしりと来るものがありました。

機会がありましたら、是非、ご覧下さい。
コメント (2)
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