アンサンブル・ド・ミューズ ニュースレター

レッスンの事、日々の出来事などいろいろと…。

雪道で転ばないように…♪

2011-02-16 09:51:48 | Weblog
一昨夜、雪が本降りになり、ベランダの手摺りに積りはじめたときには
「お、明日の朝は“ゆきだるま”を作ろう」
と思ったりしたけれど、昨日の朝には霙に変わっていた。
ゆきだるまは作れなくて残念だったけど、ふと気になるのは生徒の皆さんのこと。
オフィス・ワーカーである彼女たちが通勤時、シャーベット状になった路面で足を滑らせて転んだりしないといいけどなぁ、ってね。
夜、クラスが始まる前に集まってきた皆の顔を見てホッとした
昔ね、今から2~30年前は東京でも結構雪が積もってなかなか解けない、なんてことが一冬に少なくとも一度はあった。まだ私が恩師の下で毎日バリバリにレッスンして、クラシック・バレエもバランシン・バレエもジャズ・ダンスものりのりで踊ってた頃。
その頃、お稽古場に向かう道の雪を踏みしめながら必ず思ってた、
「もしも転ぶときは絶対に顔から転ぶんだっ…」
ってね。
何より大事な腰・脚・膝・足首を守らねばならん。脚腰を痛めたら話にならん。
レッスンも休まなければならなくなるし、舞台だって降板しなければならなくなってしまう。
そんなのずぅぇ~~~ぇったいヤダっ
だから顔から転ぼう、と思ってた。
先に手を突けば…、って、それで腕や肩を痛めたら美しいポール・ドゥ・ブラが出来ないじゃない…、踊りにならないじゃないの…、だから顔よ、顔…。
顔にでっかい絆創膏貼ってたってレッスンは出来るんだしポワントで立つのに支障はない、舞台はメイクで何とでもなるわい
だから、だから、転ぶときには顔からよっ …とホントに思ってたのよね
お蔭をもちましてただの一度も転ぶことなく、腰・脚・腕ついでに顔も痛めることなくここまで踊り続けてこられました
舞台で踊ることは滅多になくなり、バレエ教師としての日々をすごしている今現在、もうそんな拘りはなくなったかというと…
なワケがありますか…
腰・脚・腕を痛めたら、バレエでもスタイル・メイクでも生徒の皆さんにきちんとしたお手本を見せてあげられなくなるじゃないの。
だから、だから、だから…、転ぶときには顔からよ………、と実は今も密かに思っている
コメント
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