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かっ漢字が…、おっ…覚えられない…、でも…♪

2011-02-18 11:30:22 | Weblog
このところ『三国志』を読んでいる。
もう20数年前の若かりし頃、つまりは“脳みそ様”が柔らかかった頃に一度読んだことがある。
まず吉川英治版『三国志』の文庫版全8冊を1ヶ月くらいかけて読み、壮大な歴史時代劇英雄譚だなって印象が残っている。
哭いて馬稷を斬る
死せる孔明生ける仲達を奔らす
なんていう言葉とその意味も、その時に覚えたんだったな…
そのあとちょいと欲が出て、というべきか、何を意気込んだのか岩波文庫版『三国志』に手を出した…
こっ、こちらは…、なんと表現すれば適切かなぁ…、そうねぇ…、『三国志演義』をそのまま和訳した“翻訳物”ってカンジかなぁ…。私が想定していた“ものがたり”のイメージではなく、“歴史資料の文献”を読んでいるような印象が濃かったな。訳しているのは小川環樹博士はじめ錚々たる学者さまたちなんだけどね…
そして数年前、宮城谷昌光氏『孟嘗君』『沈黙の王』などを読んでいた頃に、氏が『三国志』を書き始めた、というのを書店で知り、
「うん、文庫になったら読もう…
と考えていた。
一昨々年の秋、文庫が出版されたのは書店で知ったけど、なんとなく横目で見ながら素通りして手を出さずにいたら、先月TVで
『レッド・クリフ‐赤壁』
を放送したのを観て、
「ふぅぅ~ん…、好機到来ってことかなぁ…」
と思った。
というわけで、現在読んでいる最中なのですがっ…。
宮城谷版『三国志』を読み始めて、一つ重大な事が分かりました。
私が『三国志』だと思ってかつて読んだ吉川英治版『三国志』は、『三国志演義』を作家が日本人向けに脚色した“ものがたり”である、ということと、『三国志演義』自体が壮大な『三国志』ダイジェストのようなものである、ということらしい、なるほどね…。
で、宮城谷版『三国志』は、なぁ~んと後漢帝国第4代和帝の時代辺りから始まる…
「はぁぁぁ~~~~っ
と意表を突かれた感じがしたが、パラパラページをめくってみると、袁紹、袁術、董卓、曹操…と一応知った名前が出てきてはいる…。
そ、そうよね…、曹操が曹操と成り、孫権が孫権と成るまでの背景や素地をまずは知らないとね…、と自分に言い聞かせながら読み始めた
ちなみに吉川英治版『三国志』では、劉備が川っぺりを歩いている情景から始まる。
まぁ、現在文庫本4巻目の3分の2辺りだが、すでに何十人の登場人物がいたことか細かには覚えていないし、その名前も振り仮名なしではまず読めない。そしてその振り仮名なしでは読めない老若男女を問わぬ皆様が何万人何十万人を殺害したことか… 集計してみたいもんだ…。
後漢のその時代の中国=後漢帝国の人口は推定5000万人強ほどだということですが、そぉんなに殺しまくっちゃぁもう何人も残ってないんじゃないの って言いたくなるくらいだ…
そして、そして、やっと、やっと、やっ…っと出てきた
諸葛亮
名前だけが…
そういえば、趙子龍も一度チラッっと出てきたきりだったっけ…。確か周瑜もちらりんと出てきて今は紗幕の向こうに隠れているもんね。
なんたって文庫本6巻目でやっと『赤壁』だもんねぇ。
《秋風哀し五丈原》に至るには何冊読むことになるのかなぁ…、さてさて…。
余談ですが、マイ・プリンスは白面郎曹操、次席が諸葛亮でございます
余談の余談ですが、『三国志』って漢字の変換が大変だよね…

コメント
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