アンサンブル・ド・ミューズ ニュースレター

レッスンの事、日々の出来事などいろいろと…。

C'est bien !!

2011-06-26 07:40:34 | Weblog
昨日のアンサンブル・バレエ
このところリナのバランス感覚が発達している最中なので、バー・レッスンのアンシェヌマンの最後にはなるべくルルヴェ(=片脚または両脚の爪先立ち、最も高い背伸び)でポゼをするようにしている。
まずはグラン・プリエ。
最後の5番ポジシオン・スシュ・スーから音楽の余韻が消えるまでポゼ。アームスはアン・オーね。
うん!いいわよぉ、そのコントロール、それ、それ…。
最近は肩に力が入ることもなくなったし、アームスのラインも伸びやかになってきた。
バットマン・タンジュ、バットマン・デガージェと進み、速いテンポのバットマン・デガージェ。
最後の1番ポジシオン・デガージェ・ア・ラ・スゴンドから5番ポジシオン・ドゥミ・ポワント、すぐにアームスをアン・オーにしてポゼ。右側はピタリと静止。
うん、キレイだね…
左側は…。
「左脚前だとちょっとズレたときになかなか修正が利かないカンジだぁ…。ウロウロウロウロってあっちこっちに歩いちゃうカンジだ…
「うん、そうねぇ、後ろ側の右脚の支えがちょっとまだ弱いんだよね。後ろ側の脚をしっかりターン・アウトして支えないとね」
そしてロン・ドゥ・ジャンブ・パール・テール。
これは最後にバーに対して斜めを向きアティチュードのドゥミ・ポワントでポゼ。
「一瞬でいいからバーの手を離してごらん。…それ…」
ん~…
そうね、まだタイミングとコントロールのポイントが掴めてないんだね。
大事なのは、軸脚の指の位置に対するトルソーの位置。そして後ろに上げてアティチュードした脚のコントロールとトルソーとの連携。アームスの位置とトルソーとの関係。
そんなことを、ちょっと見本を見せながら説明する。
「もう一度やってごらん
「ん…」
およっ、“やだ!”“ムリ!”が出ないな…
で、もう一度アティチュード・ドゥミ・ポワントのポゼに挑戦。
おおっ、そのバランスなら2回シャッターがきれるよ
「そうかぁ、いつまでも手を離さずにグズグズしてると上げた脚も軸脚も疲れてきてバランスが悪くなるから、さっさと手を離した方が停まりやすいんだぁ…
ん、ま、まぁそれも一理あるな…
その後もバー・メニューは続き、ストレッチ。順番を説明して最後のスプリッツのところに至ると
「たはぁっ…。それで“地獄に堕ちる”カンジだ…、ジュミョウも縮むし…
出たな、やっぱり
まぁだ地獄に堕とされるほどのワルいことはしてないでしょ。というより11歳じゃする暇もなかったっていうか…
それでも左側はスプリッツのあとパンシェまでは我慢したからね、よしよし、そうやってちょっとずつ積み重ねていけばいいのよ
レッスン後半はポワント。
トゥ・シューズに履き替えてまずは足慣らしから
しっかりドゥミ・ポワントに引き上げられるようになったね
フル・ポワントからドゥミ・ポワントに下りるときもトルソーをしっかり引き上げていられるようになったしねぇ。
じゃ、バーをしまって…。
センターでのポワント・ワーク
まずはオン・ポワントで横方向へ1歩ずつきちんと5番ポジシオンに収めながら歩く。
次は右左交互に横に出した脚を5番ポジシオンに引きつけながら前に歩く。
ふぅ…ん…、なるほど…な…
もう一つ、アッサンブレとタン・リエのアンシェヌマンやってみよう

なるほどぉ…やっぱりな…
「リナ、ポワント脱いで、ちょっとかしてごらん…」
「……」
そこで彼女のポワントにちょっとした微かな“仕掛け”をした。
そして、ポワントの中で足の指がどういう動きをすればいいか、どんな力を働かせればいいかを、ポワントを履いた私の足で説明。
再びポワントを履いた彼女もいわれた通りにポワントの中で足の指を使って…。
「よし それでシンプルに真っ直ぐ立ってごらん」
近くにあった椅子の背もたれに掴まって立つリナ。
「…あ…
うん、成功だ。じゃぁ、もう一度さっきのアンシェヌマンをやってみよう

「わぁ~、足とポワントが一つになってるカンジだぁ… “立ってる”ってカンジがする
うん、そうだね、足首がキレイだ
そうなると、動きをもっとキレイにするためにはね、と見本を見せながら説明。
それ、もう一度やってごらん。

「立ってて気持ちがいい…
そうそう、美しいバレリーナの足首に一歩近づきました
その足のコントロールを忘れないように、来週もポワント・レッスンね。
毎週楽しみなんだよねぇ
コメント
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