アンサンブル・ド・ミューズ ニュースレター

レッスンの事、日々の出来事などいろいろと…。

アームスが大事…♪

2011-09-04 10:35:18 | Weblog
「そうよぉ…そのまま…上に上に自分をひっぱり上げていくつもりで…アームスを固めちゃだめよぉ…」
リナサエちゃんも5番ポジシオンのルルヴェをしたままピクリとも動かずにバランスがとれている
うん、調子がよさそうだね。
センター・レッスンでは…。
「サエちゃん、パ・ドゥ・ブーレするとき最初のルティレ-ルルヴェが遅れてるのよ。それで次々に遅くなってプレパラシオンに間に合わなくなるからドスンと落っこちちゃうの。ルティレ-ルルヴェは上に…上に…って引き上げることを速くするのよ」
と見本をみせながら説明をすると
「はい」
カワイイおへんじ
「リナ、パ・ドゥ・ブーレの3回目はアン・トゥールナンに変えなさい」
「んぁ…?」
いつものおへんじ
プティ・ソテはジュテのアンシェヌマンを
今日はアームスの動きをしっかりマスターしましょう
まずゆっくりアームスの動線を確認しながら動かしていくことを繰り返し練習。それから跳ばないで脚の動きに合わせながらアームスを動かす練習。そして音楽に合わせてマーキング。
「せんせぇ、もうちょっとゆっくりの音楽で丁寧にやりたい」
よし、いいわよ、と音楽を変える。はい、一人ずつどうぞ
リナ、1セット目は右も左も安定したジャンプをしてアームスもしっかり連動してたのに
「…っ…ったぁっ…手足が反対になったぁ…っ
ん~、あともうちょっとだったのに惜しかったねぇ。
サエちゃん、パ・ドゥ・シャのあとの5番ポジシオンが反対になってるよぉ、慌てない…慌てない…
もう一つプティ・ソテのアンシェヌマンを練習しましょう
順番を説明しながら見本を見せてから、はじめの1回は二人一緒に練習。次は一人ずつ。
その前に
「リナぁ、パ・ドゥ・シャでクロワゼの4番に下りたらそこで動きを停めるんじゃないんだよ。次のアティチュード・アン・トゥールナンがメインなんだから…」
「あ…、そうか…、アン・トゥールナンとひとつのパになってると思えばいいんだ…」
「そう、その通りです」
その注意されたポイントをそれぞれに何度もおさらいする二人。
んん~、でもリズムの捉え方がちょぃと違うんだなぁ…。
「リナ、一緒にやるから先生のタイミングに全部合わせてごらん」
「…ん…」
そうそう、理屈じゃなくて身体で覚えてしまえ…
最後にグラン・アレグロ。
アンシェヌマンの順番を説明しながら見本を見せて二人にマーキングさせてから、はい、一人ずつ。
「ふたりとも、いい…?それぞれのフレーズにメリハリがあるでしょ。たとえばパ・ドゥ・ブーレは上に、グリッサードはきちんとプリエを押さえて、そしてグラン・ジュテは高~く…。ね、なんとなく中途半端に重心が浮き上がったままじゃ動きに立体感がないでしょ…」
「そこそこ中間のラインでズズズズ~って…
「そぉれじゃ面白くないでしょうが…」
「ぬははは…
二人とも、スタジオの端から端まで跳んで行き跳んで戻り、回転の連続のあとにポーズを決める。
近頃はポーズを決めた途端にグラつくなんてことがなくなった
毎週毎週変化していく彼女たちを見ていると、自分の身体で自分の動きできちんと見本を見せられる先生でいたい、とつくづく思う土曜日なのである。楽しいなぁ…
コメント
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