アンサンブル・ド・ミューズ ニュースレター

レッスンの事、日々の出来事などいろいろと…。

歩き方がねぇ…♪

2011-09-16 08:27:42 | Weblog
なでしこジャパンの活躍でいろんなところに好影響がでているんですってね
その中の一つに彼女たちが公式の場で着用しているスーツが一般にも販売されるようになったとか…。
あのパンツ・スーツ、素敵ですよね。
もっとも、サッカーで鍛えられた豊かな機動性を備えたボディをもつ彼女たちだからこそ、素敵に着こなせるのかもしれないけど…。
まぁ、それはさておき、就活中の女性たちからの同じものを着たいという要望が高まっているんだそうです。
就活中の女性と入社早々の女性って大抵その服装ですぐそれとわかります。みんな“お揃い”を着てるから…。
“お揃い”とはいえそれぞれにメーカーやブランドは違うのかもしれないけど、ワンパターンでどれも同じに見える。
そして若い方たちと私とでは見る目や価値観が違うのだろうけど、あの“お揃い”、どうも恰好よくは見えない。
ぴったりフィットタイプのパンツはお尻が大きく脚が太く見えるし、お尻の真ん中よりちょっと上までしかない丈の上着は、大きなお尻をさらに強調して大きく見せる。その上大抵は黒であるから…。黒は細く見せるというのは大方の場合勘違いで、実は黒って輪郭を強調する色なのよね。だから細いスレンダーな人が黒い服を着るとほっそりシャープに見えるんだけど、太い人が同じ黒を着ると“私の面積はこんなにあるんですよ”と大きさや幅を強調することになるのよ。つまりね、太さをさらに強調することになるの。
なんであんな変ちくりんな服が流行るようになったのか…、不思議だ…。オジサンの好みなんだろうか…
まぁ、まぁ、それは置いておくとして、私が気になっているのはスーツのことじゃないんだわ。
確かに、“もう1サイズか2サイズ大きいのに変えなさい”と言ってあげたくなる人や、“コラ、パンティから半分以上お肉がハミ出してるゾ”と注意してあげたくなる人は多々いるけど、それもちょっと横に置いといて…。
私が気になっているのは、就活スーツを着た彼女たちの歩き方なのよ。
もちろん全員というわけじゃない。ときどき
「う゛…ぁ゛たぁ~~~っ
っと目が引き寄せられる人がいるわけよ。
それはねぇ、
ガニ股
です…
セミタイト・スカートの裾を引き裂かんばかりに、あるいはパンツに包まれた脚が向こうの景色のシュールな額縁となって、…と大変な歩き方である。
そりゃぁね、得意先回りの営業とか接客とかの職種でない限り、もっと言うならデスクワークオンリーの職種なら、歩き方というのはあまり問題にはならないかもしれない。
いや、もしかしたら営業職であったとしても“盛大なガニ股の女性”とクライアントに面白がられて、それはそれで個性として認知される、ってことがあるのか…?
ガニ股だから面接で落される、なんてことはないだろうとは思うけれども…。
でもさ、バレエ教師でありスタイル・メイクエクササイズのインストラクターでありウォーキングも指導している私は思うのよ、
「女性としてどうなの…
って…。
“お揃い”を脱いで一私人に戻ったとき、一人の女性としてそこに存在するとき、それでホントにいいの… ってね。
正直にいうと、そういう盛大なガニ股さんを見たとき
「正しく美しい歩き方のレッスンをしたほうがいいわよ」
と声をかけてあげた方がいいんじゃないか、と思ってしまう。
ただ、声をかけたとしても返ってくる答えは予想がつく。
「今は就活で大変な時で、そんなことしているヒマはありませんっ
ってね…
そうだわね…。だから、迷いはするが毎度ただすれ違うだけ。余計なお世話だとは分かっているんだけどな…、でももったいないよな、美人さんなのにな…、って。
先日読んだ本の1節にこう書いてあった。
『教養って一度身につけてしまえば一生もの。落してなくすなんてこともないし、誰かに盗まれるってこともない』
歩き方だってそうだと思う。
きちんと美しい歩き方が出来るようになってしまえばほぼ一生もの。どこかに忘れてきちゃうなんてこともないし人混みで掏られてなくす、なんてこともないんだけどね。
うう~ん、声をかけてあげるべきか否か、迷うなぁ~やっぱり…。
コメント
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