アンサンブル・ド・ミューズ ニュースレター

レッスンの事、日々の出来事などいろいろと…。

嘘…♪

2012-03-31 09:31:02 | Weblog
随分強い風が吹いていますね
今朝、資源ごみ回収場所に解体した段ボールの箱を運んでいたら、平らな段ボールが風に煽られて、よよよよよ…っと、段ボールごと飛ばされかけてしまいました
さて、お節料理を頂いて、七草を祝い、鏡開き、小正月と初春の行事を楽しみ、節分の豆を蒔いて歳が改まったのがつい先日のことだと思っているうちに、もう3月31日です。桜が開花した とのニュースも耳にします。
明日はエイプリル・フール
何故4月1日がエイプリル・フールになったのかという起源については諸説あって、そのいずれにも明確な根拠や確証がないんですってね。
フランス語ではpoisson d'avril(ポワソン・ダヴリル)というようですが、何故“四月の魚”なんでしょう。
春に産卵を終えたある種の魚は美味しくないとか、その美味しくない魚を旨い旨いと食べるオバカさんとか、宗教的な理由で肉を食べてはいけないときに“これは魚だ”と偽って肉を食べるとか、そういうことが起源なのかな
人間て誰でも、大なり小なり、罪のあるなしに関わらず嘘をついているものだと思うけど…。
嘘も方便という言葉まであるくらいだから…。
でも、確信犯的な秀逸な嘘、というのはかなり難しいと思う。
話を聞いた人がさもありなんと納得してしまい、それが嘘だと判明してもなんだそうだったのかと苦笑して、そのあとにちょっとした可笑し味や楽しさが残る、なんて嘘はそうそう思いつけるものじゃない。
その点で卓越してるのはBBCかな…。
何年か前の、
ビッグベンのデジタル化にともなって、記念に大時計の針 をプレゼントします
だったっけ…?とか、もう随分昔の
“今年は天候不順でスパゲティが不作です”と、スパゲティをまばらに引っ掛けた木の下で蹲って項垂れている農夫の姿を放映した
とか…。
気が利いているというのか、小粋だといえばいいのか、上手いなぁ、と思う。
エイプリル・フールに相応しい嘘には、知性や教養が不可欠なんじゃないかと思うわね。
ダイエット中なのに、甘い を食べちゃって“ううん、食べてない”という、遅刻の言い訳に電車が遅れたという、なんてのは見え見えバレバレで、嘘というにも値しない。捻りも何にもないからね。
BBC並みとまではいかないにしても高度な虚構を構築出来ないのなら、エイプリル・フールに嘘なんかつこうと考えない方が賢明、そんな気がします。
嘘も方便という言葉があるように、本当の嘘って、他者を傷つけない他者を貶めないものなんじゃないかな、と思ったりもしますけどね。
もっとも甚だしい嘘は
私は嘘はつきません
ですよね。これほど見え見えでバレバレの一言もないんじゃないかな。誰も信じない。
C’est vrai?=ホンマでっかぁ?
incroyable!=信じらんなぁい!
Ça m'ètonnerait!=んなバカな!
と誰もが思う。そして
Tu parles!=よく言うぜ!
で終いである。
う~ん、中には嘘をついているという自覚の欠如した虚言癖の人もいるしなぁ…。
嘘って奥が深い…
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする