このところ土曜日になるとお天気が思わしくなかったね。ちょうどスタジオに行くくらいの時間にシトシトと雨が降っていた。
昨日も予報では気温が上がる、といってたのにちょっと寒かったし…。
レッスン前にストレッチをしているリナに
「四頭筋のストレッチ、した?」
と訊いたら
「イヤ、しない。痛ぁ~いからしないの」
ふぅ~ん、そうかい…。
「痛いのは今だけよ。きちんとストレッチすれば一生キレイな脚でいられる。痛いからってちょっと手を抜いてると一生キレイな脚にはなれない。さぁ、アナタはどっちを選ぶのでしょう…」
そりゃぁね、キレイな脚でいられるほうがいいらしい…
レッスン用CDをセットしていると、彼女は5番ポジシオンのドゥミ・ポワントをして“今日の調子”をチェック。
「うん、かなりイイ」
よぉ~し、バー・レッスン開始。
グラン・プリエの最後で5番ポジシオン・ドゥミ・ポワントでバランスをとるところ。
「なんだかほっとけば2~3分は余裕で立っていられそうな感じだね」
彼女も私も快調にレッスンをスタートしたのでした
バットマン・フラッペではク・ドゥ・ピエに引き戻した足の位置が高くなっちゃダメよ、と手直しをし、バットマン・フォンデュではフォンデュ・ドゥーブルのところでカウントが変わるからね、と見本を見せたりしながら進めていく。
そして、じゃぁバーに脚をのっけてストレッチね、と指示して…、
「あ、ごめん。その前にアン・レール…」
「あ~ぁ、思い出さなくていいのに…」
ふふふ、そういうワケにはいかないのねぇ~
そのあとリンバリングをしてグラン・バットマンをしてバー・レッスン終わり。
センター・レッスンはバットマン・タンジュから。
4番ポジシオン・ドゥミ・プリエからフェッテ・ルルヴェで反対側を向きながら4番ドゥミ・ポワントに立ち上がる一瞬の動き。
おお、アームスの使い方がとてもいいわよ。重心もピタリと両足の真ん中に引きあがってる。
続いてアダージョ。
先週練習した部分に続く後半の練習をしましょう。
まずは一通り見本を見せる。
「デヴロッペ・クロワゼ・ドゥヴァン→エカルテ・ドゥヴァン→エファセ・デリエール→エファセ・アティチュード→プロムナード→クロワゼ・アティチュード→ルティレ→デヴロッペ・エファセ・ドゥヴァン→ドゥミ・ロン・ドゥ・ジャンブ→エカルテ・デリエール→ドゥミ・ロン・ドゥ・ジャンブ→4番アラベスク→パンシェ・アン・ナヴァン→ポワン・タンジュ・デリエール・ポゼ……」
「………、脚、下ろさないの…?」
「そう。重心が落っこちちゃうと軸脚に負担が掛かって辛くなるからね、しっかりトルソーを引き上げて」
さぁ、やってごらんなさい、と音楽を流す。
… … … … … … … …
んん~、そうか、まだドゥミ・ロン・ドゥ・ジャンブから後が辛くなっちゃうか…、そうか。
「よし。プロムナードでクロワゼ・アティチュードまでいったらルティレに引き上げて一旦5番ポジシオンに脚を下ろそう。そこでもう一度きちんとトルソーを引き上げて、それからデヴロッペとドゥミ・ロン・ドゥしよう」
はい、もう一度、と音楽を流す。
… … … … … … … …
うん、そう。よし、軸脚がグラつかなくなった、よし。
あ、パンシェが…ちょっと惜しいなぁ…。
「パンシェがやばい。落ちそう…」
うん、パンシェのコントロールはね、アームスに気を付けないと。
上体を倒していくのにつられてアームスが簡単に下がっていくとバランスが悪くなるし辛くなるからね。上体は下がっていくけれどアームスは遠くに指し伸ばすように上げて胸を引き上げておくのよ。“下向き”じゃなくてコントロールは“上向き”なの。
「…ん…」
そして、先週練習した前半部分から全部続けてごらん、と音楽を流す。
… … … … … … … …
うん、いいわよ。そこまでコントロール出来るならO.K.上げた脚の高さが途中で下がってしまうってこともなかったしね、良かったわよ。来週はアームスとエポールマンの関係をもっとしっかり練習しましょう
アッサンブレのアンシェヌマンは後半部分に彼女にとっては初めてのパを組み入れてみた。
「…アッサンブレ・ドゥスしたら、トンベ→シャセ→アッサンブレ・デリエール→シャンジュマン…」
と見本を見せる。
まず垂直に跳び上がって着地の瞬間にクロワゼ・ク・ドゥ・ピエ・ドゥヴァンに向きを変えて、そのままク・ドゥ・ピエの脚から前に滑って出てシャセ、続けてアッサンブレ・デリエール、シャンジュマンでアン・ファス
ひとつずつ丁寧にリナはおさらいをして
「…あ゛いけなぃ、シソンヌになっちゃった…」
うん、そこは気を付けないとね。後ろの脚を5番ポジシオンに引き付けてから着地よ。
さぁ、まずは少しゆっくりの音楽で
… … … … … … … …
うん、いいわ、ちゃんとトンベもシャセもアッサンッブレ・デリエールも出来たじゃないの
それじゃ、ちょっとテンポ・アップしましょう。
… … … … … … … …
よし、きちんと出来てる。方向の切り替えも正確に出来てるわよ
最後のグラン・アレグロは、4月から新しいアンシェヌマンにしましょう、と先週と同じアンシェヌマンを練習。
そして
「う~ん、跳んだ…って感じ…」
満足そうな笑顔で額に汗を浮かべているリナなのでした。
新しいアンシェヌマンを考えるのが楽しみだな
昨日も予報では気温が上がる、といってたのにちょっと寒かったし…。
レッスン前にストレッチをしているリナに
「四頭筋のストレッチ、した?」
と訊いたら
「イヤ、しない。痛ぁ~いからしないの」
ふぅ~ん、そうかい…。
「痛いのは今だけよ。きちんとストレッチすれば一生キレイな脚でいられる。痛いからってちょっと手を抜いてると一生キレイな脚にはなれない。さぁ、アナタはどっちを選ぶのでしょう…」
そりゃぁね、キレイな脚でいられるほうがいいらしい…
レッスン用CDをセットしていると、彼女は5番ポジシオンのドゥミ・ポワントをして“今日の調子”をチェック。
「うん、かなりイイ」
よぉ~し、バー・レッスン開始。
グラン・プリエの最後で5番ポジシオン・ドゥミ・ポワントでバランスをとるところ。
「なんだかほっとけば2~3分は余裕で立っていられそうな感じだね」
彼女も私も快調にレッスンをスタートしたのでした
バットマン・フラッペではク・ドゥ・ピエに引き戻した足の位置が高くなっちゃダメよ、と手直しをし、バットマン・フォンデュではフォンデュ・ドゥーブルのところでカウントが変わるからね、と見本を見せたりしながら進めていく。
そして、じゃぁバーに脚をのっけてストレッチね、と指示して…、
「あ、ごめん。その前にアン・レール…」
「あ~ぁ、思い出さなくていいのに…」
ふふふ、そういうワケにはいかないのねぇ~
そのあとリンバリングをしてグラン・バットマンをしてバー・レッスン終わり。
センター・レッスンはバットマン・タンジュから。
4番ポジシオン・ドゥミ・プリエからフェッテ・ルルヴェで反対側を向きながら4番ドゥミ・ポワントに立ち上がる一瞬の動き。
おお、アームスの使い方がとてもいいわよ。重心もピタリと両足の真ん中に引きあがってる。
続いてアダージョ。
先週練習した部分に続く後半の練習をしましょう。
まずは一通り見本を見せる。
「デヴロッペ・クロワゼ・ドゥヴァン→エカルテ・ドゥヴァン→エファセ・デリエール→エファセ・アティチュード→プロムナード→クロワゼ・アティチュード→ルティレ→デヴロッペ・エファセ・ドゥヴァン→ドゥミ・ロン・ドゥ・ジャンブ→エカルテ・デリエール→ドゥミ・ロン・ドゥ・ジャンブ→4番アラベスク→パンシェ・アン・ナヴァン→ポワン・タンジュ・デリエール・ポゼ……」
「………、脚、下ろさないの…?」
「そう。重心が落っこちちゃうと軸脚に負担が掛かって辛くなるからね、しっかりトルソーを引き上げて」
さぁ、やってごらんなさい、と音楽を流す。
… … … … … … … …
んん~、そうか、まだドゥミ・ロン・ドゥ・ジャンブから後が辛くなっちゃうか…、そうか。
「よし。プロムナードでクロワゼ・アティチュードまでいったらルティレに引き上げて一旦5番ポジシオンに脚を下ろそう。そこでもう一度きちんとトルソーを引き上げて、それからデヴロッペとドゥミ・ロン・ドゥしよう」
はい、もう一度、と音楽を流す。
… … … … … … … …
うん、そう。よし、軸脚がグラつかなくなった、よし。
あ、パンシェが…ちょっと惜しいなぁ…。
「パンシェがやばい。落ちそう…」
うん、パンシェのコントロールはね、アームスに気を付けないと。
上体を倒していくのにつられてアームスが簡単に下がっていくとバランスが悪くなるし辛くなるからね。上体は下がっていくけれどアームスは遠くに指し伸ばすように上げて胸を引き上げておくのよ。“下向き”じゃなくてコントロールは“上向き”なの。
「…ん…」
そして、先週練習した前半部分から全部続けてごらん、と音楽を流す。
… … … … … … … …
うん、いいわよ。そこまでコントロール出来るならO.K.上げた脚の高さが途中で下がってしまうってこともなかったしね、良かったわよ。来週はアームスとエポールマンの関係をもっとしっかり練習しましょう
アッサンブレのアンシェヌマンは後半部分に彼女にとっては初めてのパを組み入れてみた。
「…アッサンブレ・ドゥスしたら、トンベ→シャセ→アッサンブレ・デリエール→シャンジュマン…」
と見本を見せる。
まず垂直に跳び上がって着地の瞬間にクロワゼ・ク・ドゥ・ピエ・ドゥヴァンに向きを変えて、そのままク・ドゥ・ピエの脚から前に滑って出てシャセ、続けてアッサンブレ・デリエール、シャンジュマンでアン・ファス
ひとつずつ丁寧にリナはおさらいをして
「…あ゛いけなぃ、シソンヌになっちゃった…」
うん、そこは気を付けないとね。後ろの脚を5番ポジシオンに引き付けてから着地よ。
さぁ、まずは少しゆっくりの音楽で
… … … … … … … …
うん、いいわ、ちゃんとトンベもシャセもアッサンッブレ・デリエールも出来たじゃないの
それじゃ、ちょっとテンポ・アップしましょう。
… … … … … … … …
よし、きちんと出来てる。方向の切り替えも正確に出来てるわよ
最後のグラン・アレグロは、4月から新しいアンシェヌマンにしましょう、と先週と同じアンシェヌマンを練習。
そして
「う~ん、跳んだ…って感じ…」
満足そうな笑顔で額に汗を浮かべているリナなのでした。
新しいアンシェヌマンを考えるのが楽しみだな