平積みになってる文庫本の中の1冊のカバーに目が止まった。
『金四郎の妻ですが』 神楽坂淳箸 祥伝社文庫
なぜ気になったかというと、
金四郎の妻ですが、なにか
と挑戦的なフレーズが浮かんでしまって
金四郎というからにはかの有名な“遠山の金さん”でしょうよね。
んで、その妻とな…。
あの『うちの旦那が甘ちゃんで』の著者だから、そりゃ軽妙で面白いんじゃないかな。
よし、買いだ
さてさて、どれどれ…
四千石の大身旗本堀田家の息女けいは、父から唐突に嫁に行けと命じられます。
その相手が長崎奉行遠山景晋の長子金四郎殿というわけ。
この金四郎さん、テレビの時代劇でおヤクソクのとおり、市井で遊び人として暮らし“金さん”と呼ばれています。
だから武家の格式に基づいた縁談が調うわけもなく、けいは“押し掛け女房”をやることになり、さらに金四郎殿と掛け合いの結果“嫁見習い”として一緒に暮らすことになります。
ま、一緒に暮らすといっても料理自慢の船宿の二階に間借りしている金さんと一緒に、船宿の世話になるってことですけど。
顔を合わせて早々に船宿の主夫婦、お梅&米吉にも気に入られてけいの市井での暮らしが始まります。
まぁ、なにしろ大身旗本のお姫様育ち。
言葉遣いから立居振舞、受け答えにいたるまで物慣れないこと甚だしい。
岡場所の女に絡まれて、普通ならちゃきちゃきと言い返すところを馬鹿正直に三つ指ついたりしちゃうし、冗談も通じない
とはいえ、けい…金さんは“おけい”と町風に呼びます…は堅物ではなく、自分の世間知らずっぷりを楽しんでいるようです。
金さんもまたそんな彼女を好ましく思っているようですね。
ちょいとした事件を解決するのに金さんとおけいさんが一役買って、めでたしめでたし。
おけいも普段は船宿の看板娘として給仕の手伝い。
これが大人気となって船宿もめでたしめでたし。
楽しい読み物でした。
『金四郎の妻ですが』 神楽坂淳箸 祥伝社文庫
なぜ気になったかというと、
金四郎の妻ですが、なにか
と挑戦的なフレーズが浮かんでしまって
金四郎というからにはかの有名な“遠山の金さん”でしょうよね。
んで、その妻とな…。
あの『うちの旦那が甘ちゃんで』の著者だから、そりゃ軽妙で面白いんじゃないかな。
よし、買いだ
さてさて、どれどれ…
四千石の大身旗本堀田家の息女けいは、父から唐突に嫁に行けと命じられます。
その相手が長崎奉行遠山景晋の長子金四郎殿というわけ。
この金四郎さん、テレビの時代劇でおヤクソクのとおり、市井で遊び人として暮らし“金さん”と呼ばれています。
だから武家の格式に基づいた縁談が調うわけもなく、けいは“押し掛け女房”をやることになり、さらに金四郎殿と掛け合いの結果“嫁見習い”として一緒に暮らすことになります。
ま、一緒に暮らすといっても料理自慢の船宿の二階に間借りしている金さんと一緒に、船宿の世話になるってことですけど。
顔を合わせて早々に船宿の主夫婦、お梅&米吉にも気に入られてけいの市井での暮らしが始まります。
まぁ、なにしろ大身旗本のお姫様育ち。
言葉遣いから立居振舞、受け答えにいたるまで物慣れないこと甚だしい。
岡場所の女に絡まれて、普通ならちゃきちゃきと言い返すところを馬鹿正直に三つ指ついたりしちゃうし、冗談も通じない
とはいえ、けい…金さんは“おけい”と町風に呼びます…は堅物ではなく、自分の世間知らずっぷりを楽しんでいるようです。
金さんもまたそんな彼女を好ましく思っているようですね。
ちょいとした事件を解決するのに金さんとおけいさんが一役買って、めでたしめでたし。
おけいも普段は船宿の看板娘として給仕の手伝い。
これが大人気となって船宿もめでたしめでたし。
楽しい読み物でした。