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『埋火』…♪

2024-10-12 13:43:02 | Weblog
楽しんで読んだ<木挽町芝居茶屋事件帖>シリーズ著者の新作が出ました

     

『埋火 <芝神明宮いすず屋茶話①>』 篠綾子著 双葉文庫
<木挽町>の方は忠臣蔵の討ち入りより28年くらい前=元禄のちょいと前の時代、主人公は木挽町で芝居茶屋を切り盛りする若いけど腹の据わったイケメンだったけど、本作は享保よりも後の時代で主人公は芝神明宮の門前茶屋で働くお蝶さんという23歳の女性です。
茶屋の女将おりくさんや町火消め組の纏持ちさんとその仲間、一柳さんという謎の老人が常連客で、ふとした話の成り行きから事件を解決することに役だったりしています。
快活で接客も上手いお蝶さんですが秘めたる過去があって、そのことをおりくさんは知っているし、さんたちもある程度は知っていてお蝶さんを守っている感じかな…。
お蝶さんが胸に抱えている痛みや切ない願いを《埋火》と表現しているんですね。
<木挽町>もシリーズを通していろいろ厄介事はありましたけど、最後は目出度し目出度しそうこなくっちゃで終わりましたから、本作もきっと…。
そうかぁ、芝神明宮かぁ…行ったことがあったようなないような…、秋めいてきたしお参りに行ってみてもいいかもしれないなぁ…。
コメント
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