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金曜日のアンシャンテ ― ポール・ドゥ・ブラとマイム…♪

2024-11-02 11:57:03 | Weblog
昨日は11:00~の通常クラス&ポワント・レッスンのあと、13:15~特別講座としてポール・ドゥ・ブラとマイムのレッスンをしました
バレエには声に出して表現するセリフがありませんから、手の動きで表現する定型ともいうべき所作があって、それがマイム、古典バレエではよく使われています。
たとえば…、
右手の指先を軽く自分の胸に触れる=私
右手の指先を相手に差し伸べる=あなた
右手で左頬から右頬へ半円(額の方を通る)を描く=可愛い、美人
両手を頭上に上げて縦に2回回す=踊る
両目の下に左右それぞれの指先を添えてひらひらさせながら下げる=泣く、泣いている
肘を肩くらいに上げて左右の握り拳を上げる=怒り、怒る
…etc.etc.
有名なのは『白鳥の湖』act2で王子がオデットに向かって
自分の左薬指を右手でさしてからその人差し指と中指を揃えて伸ばした右手を高く掲げる
これは結婚を誓うというマイムです。
こんな風に象徴的な定型となっている動きでなくても、日常と同じ動きをしていては客席には伝わらないこともありますから、やはり練習したり経験しておくことも大事です、アタマでは分かっていてもなかなかサマにならないこともありますからね。
そして自然なマイムをするためには基本の《基》のポール・ドゥ・ブラをきちんと習得していることも大事なことです。
昨日のレッスンではまず基本のポール・ドゥ・ブラ、それからアームスをそよぐように曲線的に動かす練習をしっかりやってから簡単なマイムの練習をしました。
ふたりの女性が簡単な会話をするという設定で短いセリフを決め、そのセリフの代わりにマイムで、という練習です。
相手ときちんと視線をあわせること、相手がちゃんと受け止めたことを確認してから次に進むことなどが大事なポイントです…、慣れないとどうしても間がもたなくて=間に耐えられなくて、相手の反応を無視して次に進んじゃうこともありがちですからね。
そしてもうひとつ大事なこと、それは役柄の身分によってお辞儀の仕方もわるということ…、王宮の貴婦人と小間使いとでは上体の倒し方や頭の下げ方が違います、そんなこともちょっと知っておくといいんじゃないかしら




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