文庫本コーナーの並びの棚では新刊ではないけど話題作や書店員お薦めの作品が紹介されていて、手書きのポップが立っていたりもします。
その中の一作がちょいと気になって手に取ってみたら、長屋の住人はみな隠密で大家がその纏め役で…、面白そうじゃない……、お薦めの棚にあるのがシリーズ5作目ってことだから、時代小説の棚に1作目があるハズよね。
『大江戸秘密指令<1> 隠密長屋の十人』 伊丹完著 二見時代小説文庫
若くして老中に抜擢された出羽小栗藩主松平若狭介信高は聡明英邁だけど一本気で、初めのうちは古参の面々に敬遠されやる気をなくしかけていた。
一本気ではあっても型破りを好む殿の気性をよく知る江戸家老が思いついたのが、市中に隠密を放って悪事を暴かせ解決するところから始めてはどうかということで、それに手を貸したのがご家老の旧知である地本問屋の井筒屋作左衛門。
ふたりが立てた策は、家中の士の中から忠義心厚く特技を有する者を選りすぐって隠密として働かせること、一か所に集めておけば連携がとりやすいだろうから井筒屋が持つ家作に住まわせるというもので、そのメンバーは
長屋の大家勘兵衛:もと小栗藩勘定方、権田又十郎
大工の半次:もと作事方、芝居好き、声色の名手
箸職人の熊吉:もと江戸詰めの賄い方
鋳掛屋の二平:もと鉄砲足軽、武器に精通
小間物屋の徳次郎:もと小姓
ガマの油売りの浪人橘左内:もと藩馬廻役、居合の達人
易者の恩妙堂玄信:もと祐筆、学識豊富
飴売りの弥太郎:ご家老直属の忍び
女髪結いのお京:ご家老直属のくのいち
産婆のお梅:もと奥医師の妻、医術と薬草に詳しい
辻斬りをネタにした一枚の瓦版をきっかけにみんなで丁寧に丁寧に謎を解いていくのですが、その辻斬りの黒幕は意外や意外…
面白そうな時代物に出会っちゃったかも…
その中の一作がちょいと気になって手に取ってみたら、長屋の住人はみな隠密で大家がその纏め役で…、面白そうじゃない……、お薦めの棚にあるのがシリーズ5作目ってことだから、時代小説の棚に1作目があるハズよね。
『大江戸秘密指令<1> 隠密長屋の十人』 伊丹完著 二見時代小説文庫
若くして老中に抜擢された出羽小栗藩主松平若狭介信高は聡明英邁だけど一本気で、初めのうちは古参の面々に敬遠されやる気をなくしかけていた。
一本気ではあっても型破りを好む殿の気性をよく知る江戸家老が思いついたのが、市中に隠密を放って悪事を暴かせ解決するところから始めてはどうかということで、それに手を貸したのがご家老の旧知である地本問屋の井筒屋作左衛門。
ふたりが立てた策は、家中の士の中から忠義心厚く特技を有する者を選りすぐって隠密として働かせること、一か所に集めておけば連携がとりやすいだろうから井筒屋が持つ家作に住まわせるというもので、そのメンバーは
長屋の大家勘兵衛:もと小栗藩勘定方、権田又十郎
大工の半次:もと作事方、芝居好き、声色の名手
箸職人の熊吉:もと江戸詰めの賄い方
鋳掛屋の二平:もと鉄砲足軽、武器に精通
小間物屋の徳次郎:もと小姓
ガマの油売りの浪人橘左内:もと藩馬廻役、居合の達人
易者の恩妙堂玄信:もと祐筆、学識豊富
飴売りの弥太郎:ご家老直属の忍び
女髪結いのお京:ご家老直属のくのいち
産婆のお梅:もと奥医師の妻、医術と薬草に詳しい
辻斬りをネタにした一枚の瓦版をきっかけにみんなで丁寧に丁寧に謎を解いていくのですが、その辻斬りの黒幕は意外や意外…
面白そうな時代物に出会っちゃったかも…