このところお休みの生徒が多くて、昨日もユキさんとのマントゥーマン・レッスンだった。
マントゥーマンのいいところは、その生徒のことだけ考えればいい、という点かもしれない。
彼女に必要なこと、教えてあげたいことに集中できる。
というわけで、昨日はバー・レッスンを一緒にやったあとはポール・ドゥ・ブラのレッスン。
なぜポール・ドゥ・ブラか。
それはユキさんが長い腕をもっているから。
その腕を活かさない手はないぞ、と常々考えていた。
ポール・ドゥ・ブラ=アームスというのは、ほんのちょっとのことで美しくもなりオマヌケにもなる。
腕が短ければ、良いも悪いもそれほど目立たない。
でも長い腕は、美しければより美しく見え、そうでなければものすごく無様に見えるという諸刃の剣のようなもの
そしてクラシック・バレエの場合、このポール・ドゥ・ブラを美しくするということは、C難度のテクニック並みに難しい。
どんなに身体のキレが良くても脚が高く上がってもグラン・ジャンプが素晴らしくても、ポール・ドゥ・ブラが半端だと
あぁ~あ…
ってことになっちゃうのである
だからユキさん、ポール・ドゥ・ブラ、しっかりやろうね
ア・ラ・スゴンドのポジシオン。肘の窪みと手のひらは正面に向けます。手首から先が床に向かって垂れないように、少し巻き上げましょう。中指の先がトップ・バストの延長上にあるようにコントロールしましょう。
アームスをア・ラ・スゴンドにおいたまま、90度前傾します。
「このときに、右の中指の先から背中を通って左の中指の先までのラインが“大きな弓の形”になるのが正解」
どうかな?
「…う~~ん…、…あれぇ…?……」
だねぇ。
肘のところが折れて、“引き伸ばしたW字”のようになってるね。
では修正します。
彼女のトルソーをサポートしながら二の腕、前腕、手と少しずつ形を変えてあげる。
「ほら、弓の形に近づいたでしょ」
「ん~…、でも、自分ではできないかも…」
大丈夫。修正しながら練習を続ければ、腕や身体がポジシオンを覚えるからね。
そして基本のポール・ドゥ・ブラ、1番から4番の練習
なかでも4番がもっとも難しい。
アン・ナヴァンから左腕を上げて手のひらを顔に向けて斜め上に。
右腕はア・ラ・スゴンドからエファセ・デリエールの方に下げてアロンジェ。
ア・ラ・スゴンド・アロンジェを通過して、左右の腕を入れ替えて4番アラベスクのポジシオンに。
アン・ナヴァンから左腕を上げて手のひらを顔に向けて斜め上に。
ひとつずつ、修正していこうね。
一番はじめの左腕を上げて手のひらを顔の方に向けたポジシオン。
このとき、上げた腕の肘を開くこと、そして手のひらを見上げること。
目玉だけで見上げちゃダメよぉ。
2階のバルコニーに立っている人に向かって手を差し伸べるイメージよ
ア・ラ・スゴンドを通過したあとの4番アラベスクのポジシオン。
このとき、後ろに伸ばした腕側の肩が上がらないように気を付けること。
はい、もう一度、はじめのポジシオン
…………
おぉぉ、キレイ、キレイ、キレイじゃないのぉぉ…
「ちょっと、写メ撮ろう、写メ。自分がどんなにキレイなアームスを見せているか、自分の目で確認した方がいい」
…………
ほらねぇ、キレイでしょぉぉ
繰り返し繰り返し、何度も何度も練習することが大切。
そうやって常に常に修正と微調整を重ねていく。
そして、自分が美しいラインを作れる、ということを知って自信をもつことも大切よ。
またキレイなポゼが出来た時には写メ撮ろうね
マントゥーマンのいいところは、その生徒のことだけ考えればいい、という点かもしれない。
彼女に必要なこと、教えてあげたいことに集中できる。
というわけで、昨日はバー・レッスンを一緒にやったあとはポール・ドゥ・ブラのレッスン。
なぜポール・ドゥ・ブラか。
それはユキさんが長い腕をもっているから。
その腕を活かさない手はないぞ、と常々考えていた。
ポール・ドゥ・ブラ=アームスというのは、ほんのちょっとのことで美しくもなりオマヌケにもなる。
腕が短ければ、良いも悪いもそれほど目立たない。
でも長い腕は、美しければより美しく見え、そうでなければものすごく無様に見えるという諸刃の剣のようなもの
そしてクラシック・バレエの場合、このポール・ドゥ・ブラを美しくするということは、C難度のテクニック並みに難しい。
どんなに身体のキレが良くても脚が高く上がってもグラン・ジャンプが素晴らしくても、ポール・ドゥ・ブラが半端だと
あぁ~あ…
ってことになっちゃうのである
だからユキさん、ポール・ドゥ・ブラ、しっかりやろうね
ア・ラ・スゴンドのポジシオン。肘の窪みと手のひらは正面に向けます。手首から先が床に向かって垂れないように、少し巻き上げましょう。中指の先がトップ・バストの延長上にあるようにコントロールしましょう。
アームスをア・ラ・スゴンドにおいたまま、90度前傾します。
「このときに、右の中指の先から背中を通って左の中指の先までのラインが“大きな弓の形”になるのが正解」
どうかな?
「…う~~ん…、…あれぇ…?……」
だねぇ。
肘のところが折れて、“引き伸ばしたW字”のようになってるね。
では修正します。
彼女のトルソーをサポートしながら二の腕、前腕、手と少しずつ形を変えてあげる。
「ほら、弓の形に近づいたでしょ」
「ん~…、でも、自分ではできないかも…」
大丈夫。修正しながら練習を続ければ、腕や身体がポジシオンを覚えるからね。
そして基本のポール・ドゥ・ブラ、1番から4番の練習
なかでも4番がもっとも難しい。
アン・ナヴァンから左腕を上げて手のひらを顔に向けて斜め上に。
右腕はア・ラ・スゴンドからエファセ・デリエールの方に下げてアロンジェ。
ア・ラ・スゴンド・アロンジェを通過して、左右の腕を入れ替えて4番アラベスクのポジシオンに。
アン・ナヴァンから左腕を上げて手のひらを顔に向けて斜め上に。
ひとつずつ、修正していこうね。
一番はじめの左腕を上げて手のひらを顔の方に向けたポジシオン。
このとき、上げた腕の肘を開くこと、そして手のひらを見上げること。
目玉だけで見上げちゃダメよぉ。
2階のバルコニーに立っている人に向かって手を差し伸べるイメージよ
ア・ラ・スゴンドを通過したあとの4番アラベスクのポジシオン。
このとき、後ろに伸ばした腕側の肩が上がらないように気を付けること。
はい、もう一度、はじめのポジシオン
…………
おぉぉ、キレイ、キレイ、キレイじゃないのぉぉ…
「ちょっと、写メ撮ろう、写メ。自分がどんなにキレイなアームスを見せているか、自分の目で確認した方がいい」
…………
ほらねぇ、キレイでしょぉぉ
繰り返し繰り返し、何度も何度も練習することが大切。
そうやって常に常に修正と微調整を重ねていく。
そして、自分が美しいラインを作れる、ということを知って自信をもつことも大切よ。
またキレイなポゼが出来た時には写メ撮ろうね