そのシリーズについては随分以前から見かけていたし、文庫新刊が平積みになるたびにちょいと手にとってカバーの紹介文を読んだりはしてましたが、なかなか“買いだ”とはなりませんでした。
先日文庫の棚の一角に『本所おけら長屋』のフリーペーパーのような小冊子が置いてあったからもらってきたら、主要登場人物紹介の他に既刊に収録されている1作が載っていて、これがなかなか…
で、早速1巻目を購入して読んでみたんです。
面白いじゃない
1話完結で、それぞれのお話でなんらかの事件が起こり、右往左往した末に騒動にはカタがつく。
長屋の八っつぁん&熊さんならぬ万造&松吉っていうコンビが物事を大きくしちゃって大騒ぎ、その騒動が上手く収まるようにさりげなく立ち回るのが浪人の島田鉄斎、ま、この3人が主役と言えば主役ですね。
その他の長屋の住人、大家徳兵衛、左官の八五郎一家、たが屋の佐平夫婦、後家のお染、手代久蔵、魚屋の辰次、表具職人卯之吉夫婦、畳職人喜四郎夫婦、隠居与兵衛など、お節介を焼いたり焼かれたり取っ組み合ったり夫婦喧嘩したりとまぁ喧しいこと喧しいこと
なんていえばいいかな、みんな折り目正しくきちんと貧乏人をやってるって感じかな
リーフレットによれば、読者人気№1は島田鉄斎さんだそうで、さもありなん。
で、この島田さんがかつて仕えていた黒石藩の殿様というのも登場するんだけど、このお方もなかなか
シリーズとして現在18巻まで出ているようだからお楽しみが沢山
『本所おけら長屋』 畠山健二著 PHP文芸文庫
万造&松吉や八五郎さんたちの言葉の応酬が喧嘩に発展してすぐに丸く収まってっていう様を見て(読んで)いると、
江戸っ子は五月の鯉の吹き流し口先ばかりはらわたは無し
ってのを思い出しますね
先日文庫の棚の一角に『本所おけら長屋』のフリーペーパーのような小冊子が置いてあったからもらってきたら、主要登場人物紹介の他に既刊に収録されている1作が載っていて、これがなかなか…
で、早速1巻目を購入して読んでみたんです。
面白いじゃない
1話完結で、それぞれのお話でなんらかの事件が起こり、右往左往した末に騒動にはカタがつく。
長屋の八っつぁん&熊さんならぬ万造&松吉っていうコンビが物事を大きくしちゃって大騒ぎ、その騒動が上手く収まるようにさりげなく立ち回るのが浪人の島田鉄斎、ま、この3人が主役と言えば主役ですね。
その他の長屋の住人、大家徳兵衛、左官の八五郎一家、たが屋の佐平夫婦、後家のお染、手代久蔵、魚屋の辰次、表具職人卯之吉夫婦、畳職人喜四郎夫婦、隠居与兵衛など、お節介を焼いたり焼かれたり取っ組み合ったり夫婦喧嘩したりとまぁ喧しいこと喧しいこと
なんていえばいいかな、みんな折り目正しくきちんと貧乏人をやってるって感じかな
リーフレットによれば、読者人気№1は島田鉄斎さんだそうで、さもありなん。
で、この島田さんがかつて仕えていた黒石藩の殿様というのも登場するんだけど、このお方もなかなか
シリーズとして現在18巻まで出ているようだからお楽しみが沢山
『本所おけら長屋』 畠山健二著 PHP文芸文庫
万造&松吉や八五郎さんたちの言葉の応酬が喧嘩に発展してすぐに丸く収まってっていう様を見て(読んで)いると、
江戸っ子は五月の鯉の吹き流し口先ばかりはらわたは無し
ってのを思い出しますね