アンサンブル・ド・ミューズ ニュースレター

レッスンの事、日々の出来事などいろいろと…。

バレエ・シニヨン…♪

2023-11-10 10:14:18 | Weblog
このところマリさんは髪をバレエ・シニヨンに結ってレッスンに来てます。
本番当日に向けての練習をしているようで、毎週ちょっとずつカタチがきれいになっています
バレエ・シニヨンは普通のシニヨンと違ってオシャレさやカワイさは不要で、シニヨンを含めて自然な後頭部であればよろしいってカタチなので、簡単なようで案外難しいようです。
まず髪を後頭部の高いところで一つにまとめてポニーテールにしますが、このときに後頭部の下の方、つまり盆の窪あたりがもよっと膨らんでいてはいけないの
つぎに髪をポニーテールの根元に巻きつけてシニヨンにしていきますが、これも大福餅のようにポコっと飛び出すようなカタチになってはいけません、平らにして後頭部と一体化させるようにします…主宰の先生の言葉を借りれば“椎茸の笠”のようなカタチ…がベストです。
大雑把でいいから“椎茸の笠”のように纏めたらネットを被せてUピンでふちを留めていきます…このピンの挿し方も極力目立たないように、です。
マリさんもこの平らなシニヨンの作り方やおくれ毛の押さえ方など随分慣れて来たみたいです
「うぅぅ~…、そろそろ練習しなくちゃぁ…
そうだね、そうだね、ヒメさんもシニヨンには慣れてないもんね。
思い返せば去年の発表会前は
「アナタタチに関しては踊りのことではなぁんの心配もしていない、ただただレヴェランスとシニヨンだけ、それだけが心配なんだよぉぉぉ…
って言ってたんですけどね。
今年はレヴェランスにもさほど心配はなくなりました
あとはバレエ・シニヨンだけですが……ま、大丈夫でしょ…ねっ…
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水曜日のアンシャンテ ― ヴァリエーション講習会7回目…♪

2023-11-09 11:33:07 | Weblog
ヴァリエーション講習会も7回目となると小さなパーツに磨きをかけることや表現を深めることに注意を向けるようになります。
まずマリさん
とにかく、何度も言ってるように動き急がないこと。
考える→納得したら動く→動きをきちんと収める→次を考える→納得してから動く→きちんと収める
ちょっと大袈裟かもしれないけど、このくらい落ち着いてね
もう一つ、きっちり理解して欲しいのは、
トルソーが右斜め前を向いているとき、エファセなら左脚をアティチュード、クロワゼなら右脚をアティチュードで、トルソーの向きは変わらない
ってこと、大事なことだから丁寧に動きましょう。
ヒメさんは、浮き上がるように上向きのベクトル を意識して歩くこと。
1歩目が地に着いてから重心を移して2歩目を動かし始めるのではなく、1歩目が地に着いた瞬間に2歩目の動きが始まってそれによって重心が前に移る
と考えてみて
…と、こんな練習をしっかりやってから一人ずつヴァリエーションを通して練習、まず1回目は鏡を見て自分の動きを確認しながら。
マリさん、どうぞ
……………………
おぉぉっとぉ…、ソレかぁ…。
ピケ-クぺでポゼのアームス、緊張してるせいか余計な力が入って可笑しな角度になってるわよ。
「そこはねアン・ナヴァンのアロンジェに変更しましょう。ブラ・バからアン・ナヴァンに自然な流れを作るようにね
最後のピケ-アン・ドゥダーンからのフレーズ、そこはかなり良くなってるからそのままでいきましょう
ではヒメさん、どうぞ
……………………
おぉぉっとぉ…、なぜそうなる…
1回目のシュル・レ・ポワントでポゼのあと上手前に向かって進行方向を変えるところ…、変だよ…。
「…❓ … …❔ … …❓ …」
あのね、上手前に惹かれるものがあると気付いてソレに向かって行こうって動きなのに、ヒメさんは後ろ側の脚に重心を落として身体を退いてるから、違う意味になっちゃうんだよ。
「上手前に向かおうとするなら前に踏み出して重心も前に乗るハズ」
ってことだよ
本番まで残すところ1か月余、ますます仕上がりが楽しみになってきました
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明日は立冬ですって…♪

2023-11-07 11:53:38 | Weblog
明日は立冬で、暦の上では明日から冬が始まるんですって。
こんなに暖かい、日によっては暑いくらいなのに冬だなんて、へんな感じ…
自宅周辺でもスタジオまでの道でも街路樹の銀杏は緑のままです。
自宅にいるときは相変わらず半袖Tシャツに素足で夏物のスリッパのままですし…、冬用のフワモコのルームシューズを買ってあるんだけどな…。
スタジオでもさすがにエアコンは点けてませんけど、水曜日クラスの皆さんはキャミソール型レオタードのままです、まだレッグウォーマーだのニットだのって考える必要もないくらい。
そういえば書店のテキストコーナーでも毎年出る定番のもの以外目新しい編み物のテキストは並んでいません、今年の新作みたいなものは見かけない、念のため手芸店の毛糸コーナーでも探してみたけれどやはりコレ☚といえるものはありませんでした。
そりゃぁこうも暖かければね、まだニットは必要ないでしょうって感じなのかな。
去年の12月だったかな、レッスン用にニットパンツを編んで、今年はハーフレギンス風のを編んでもいいかななんて考えていたんですけど、こう暖かいと必要なさそうですよね。
もしかしたらレッスン中の暖房も必要ないかもしれない……それはまぁ電気代が助かるから嬉しいですけど…。
とはいえ立冬ですからね、気温ががくっ と下がったときについて行けなくて体調を崩すなんてことがないように気を付けなくちゃ

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バー・アスティエのレッスン…♪

2023-11-05 10:18:03 | Weblog
バー・アスティエ、以前から興味はあるのになかなか行動に移せないでいたのですが、いいきっかけがあって初体験しました。
バーとはいっても通常のバレエ・バーを使って行うバーレッスンではなくフロアに座ったり寝たりして行うエクササイズ、広義では“フロア・バー”や“バー・オ・ソル”などと同じところに分類されるのかな。
ラッキーなことにマンツーマンでレッスンを受けることが出来ました
まずはゆったりと呼吸を。
両膝を曲げ左右に開いて座りアームスはアン・ナヴァン、肩甲骨の所から後ろに引いて背中を丸めるながら息を吐いて ―同時に両脚を伸ばす― 両腕を下してから左右にアロンジェしながら引き上げアン・オーのところまできたら吐きながら前屈、もとの姿勢に戻る。
先生のリードのもとその動きを見ながら繰り返すのですが、柔らかく身体がほどけていくようです。
その次にターン・イン ―バレエのアン・ドゥオールとは逆― でのプリエをしたり、脚の外側面を床につけたままでデヴロッペのようなことをしたり、etc.etc. …。
先生の見本と説明に続いて音楽に合わせて身体を動かすのが心地良くて、順番を覚え要点を理解したらもっとスムーズに大きく動けるようになって楽しいだろうなって思いましたし、まだまだ使える=動かせる身体だなぁとも思いました。
座った状態で上体を大きく回旋させたり吊り上げたりしていると、ときどき身体の深いところで“ペシっ”“パキっ”“ピチっ”と音がして、
ははぁん、詰まってたころがほどけたかな
って感じです。
んふっ、今週もレッスン受けよう~と思ってます
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金曜日のアンシャンテ ― 変化するポール・ドゥ・ブラ…♪

2023-11-04 11:57:05 | Weblog
昨日は祝日だったので、特別レッスンとしてポール・ドゥ・ブラの集中レッスンをプラス
まずは基本の≪基≫のポール・ドゥ・ブラ、ヒメさんは水曜日クラスで1年以上じっくり練習してきましたし、さらには私から“引っ張ったり伸ばしたり”されてきたので身に付いてますが、私のレッスンに参加するのは2年振りのWさんのために一通りおさらいをしました。
そのあと腕を大きく動かす…肩甲骨から動かす練習。
アン・バで準備→右腕をアロンジェで引き上げる→アン・オーの位置に来たら前腕が顔の左側にくるように肘を引く→肘を下げていってアン・バに戻る⇒左腕を……→
これを右左交互に繰り返します。
肩関節が硬かったり肩甲骨の動きが悪かったりすると、肘を引き込む動きが浅くなります。
つぎはそよぐように腕を動かす練習。
アン・バ→右肘を少し引き上げる→肘の位置を変えずに前腕を上げる→肘が伸びたら腕を下げながら手首を少し背屈→手首が肩の真下辺りまで下がったら肘を少し曲げて手首を伸ばしアン・バに⇒左肘を……→
肘を曲げる角度が深くなり過ぎないように気を付けましょう。
手首の前屈背屈の動きも練習しておくといいですよ
このそよぐような動きを、初めはブラ・バで、次にドゥミ・スゴンド、最後にア・ラ・スゴンドの高さでと練習していきます。
その次は前腕の外旋と内旋の動きです。
アン・バ→右腕を前に引き上げてアン・バとアン・ナヴァンの中間くらいに来たら肘を下げ前腕を起こす→前腕を外に向けて開きながら肘を伸ばしていきドゥミ・スゴンドに開いてからアン・バに戻る⇒左腕を……→
これが外旋の動きで、内旋の動きは、
アン・バ→右腕をドゥミ・スゴンドに引き上げる→肘を少し下げて前腕を起こす→前腕を内側に回しながら少し肘を上げていき、前腕は肘の下を通過してドゥミ・スゴンド→アン・バに戻る⇒左腕を……→
そよぐような動きも、外旋も内旋もスムーズに動かせるようになればナチュラルでキレイなラインを見せることができますよ
最後に、
右→左と歩いて右脚ア・ラ・スゴンドにタン・リエでドゥミ・プリエ、右腕を肩の高さに上げて肘を曲げ手首も前屈させて二の腕・前腕・手で三角△を作り、手に耳を寄せる⇒左→右と歩いて左脚ア・ラ・スゴンドに…………⇒……
とポゼの練習を
1歩→2歩→スッ ⇒1歩→2歩→スッ ⇒……とエレガントなポゼを決めましょう、どうぞ

あ゛…っ
「ヒメさん、指先がアゴについたら“アイ~ン”になる…指先は耳元」
「あ゛ぅ…
なんてこともありながら、ふたりとも素敵なポゼを見せてくれました

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レッスン用ボン、完成しました…♪

2023-11-03 10:40:32 | Weblog
一昨々年のお披露目会でプレリュードを踊ったエミさんが自前で用意して、ヒメさんもお借りした白いチュール・スカート。
今年プレリュードをリベンジするヒメさんのために提供して下さったので、ありがたくレッスン用ボンに作り直しました。
もともとがどんなカタチだったのか写真を撮っておくのを忘れましたので一応説明しますと…、薄くて柔らかいチュール(10デニールチュールよりも薄いカナ…)が2段、白いサテンの裏地があってそれの下側3分の1くらいにもチュールが付いていました。
表側2枚のチュールとサテンの裏地とは3枚一重ねで1度にウエストゴムに縫つけられているため、裏地だけを外すというわけにはいかず、かといって全部取り外すと柔らかいチュールが傷む…、だから苦肉の策といいましょうか、裏地をギリギリの縫い代分だけ残して切り取りました。
あとは30デニールのチュールを縫い合わせてぎゅっと絞ってギャザーを寄せ、ウエストゴムに縫いつけるだけ……なのですが、ゴムだからゴムそのものを伸ばしながら縫い付けなければならなくて、ここでちょっとてこずりました…ミシンがあれば全部一気に2時間もかからずに出来ちゃうことなんだけどな……

             

完成したのがコレ です。
全部手縫いだからソコソコ雑です…
使用する生徒のみなさんはくれぐれも縫い目を点検したり、運針を調べたりしないようにお願いします

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水曜日のアンシャンテ ― 焦らずポジシオンを丁寧に…♪

2023-11-02 10:27:50 | Weblog
ポワントに履き替えて軽く足馴らしをしたあと、一つ二つ抜き稽古をしてからヴァリエーションの練習。
マリさん、アン・ナヴァンの手先は口元の高さに引き上げるんですよ、そのとき肘を横に張らないように…、そして手先を上げたアームス側のウエストを縮めてトルソーを傾けないこと…、足元近くの何かを探す動きじゃなくて周りに広く声を掛けるように、ですよ。
それから、前にも言ったけどとにかく動き急がないこと。
グリッサードの5番、アッサンブレを跳んだあとの5番、シソンヌ・ウーヴェルトを着地したときのエファセの方向とアロンジェのアームス、etc.etc. どれもどこでも基本の≪基≫のポジシオンにきちんと収めてから次の動きへ、ですよ
では1回通して踊ってみましょう。
……………………
ん~…、惜しいねぇ。
ピケ-アン・ドゥダーン×3→グリッサード・アン・トゥールナンの1セット目は安定しててよかったんだけど、2セット目アタマのピケ-アン・ドゥダーンから右アームスのコントロールがなくなったからグズグズになっちゃったのよ。
回転するときのスポットもちゃんとつけられてるしポワントもきちんと立ててるから、先行するアームスのことを忘れないでね。
はい、ヒメさん、どうぞ。
…………、なぁんか違う…なんというか…そうじゃないんだよ…。
「……❓」
質量を感じさせる歩き方じゃなくてさ…。
………
あ、ソコ
ピケ-シュル・レ・ポワントする直前にカカトにがっつり重心を落とし込んでる
「そうじゃないんだよ、カカトじゃないんだよ……、“バレリーナにカカトは不要だ”ってかつてかの巨匠が言った…らしい…」
なんて説明すればいいかなぁ…ドゥミで歩けとかそういう単純なことでもなくてさぁ…アームスの揺らぎとかポゼまでの間とかさぁぁぁ……
う~~~……、ちょっと待ってて、と大急ぎでポワントに履き替えて、
……………………
こうだよ、と冒頭の部分を動いて見せました。
「分かりました…分かります…、いままでの動き方は早かったんだ…
一つ一つの動きをきちんと動こうとするのはヒメさんの良いところだけど、きちんとすることで一つずつに繋がりがなくなるのは
とはいえ、プレリュードってほぉんとに難しいよねぇってつくづく思いますよ。
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