人力でGO

経済の最新情勢から、世界の裏側、そして大人の為のアニメ紹介まで、体当たりで挑むエンタテーメント・ブログ。

娘の宿題

2009-07-08 05:19:00 | エコロジー
中一の娘が国語の宿題をやるから、PCを貸してくれと言いました。
「何の宿題?」って聞いたら、
「私の生まれた年と現在の、化石燃料の埋蔵量と
 森林面積を比較する資料を探すの・・・」との事。
何やら難しい事をやっているようです。

しかし、今は学校でも温暖化問題を「すり込む」ようですね。
小学生や中学生のうちから「地球は温暖化している」と教わったら
きっと疑う事すらしないでしょう。

一方、書店に行けば「温暖化のウソ」なんて本が並び、
インターネットには「温暖化懐疑論」が溢れていますから、
大学生の多くは温暖化懐疑論に傾倒して、
環境問題の授業がまともに出来ないと嘆く教授もいるようです。
これなどは、「社会への反発」としての「懐疑論」なのでしょう。
反発は若者の特権です。

2000年以降、地球の平均気温は低下傾向にあり、
昨年は0.2度平均気温が低下しました。
太陽黒点も昨年来ゼロを記録する日が増え、
太陽観測者の中には、江戸時代以来の寒冷化を心配する声が広がっています。
太陽活動の極小期はだいたい200年周期です。

オゾンホールとフロン問題や、ダイオキシン問題を例に取るまでも無く、
環境問題というのは誰かが「これは世界の危機だ」と言い出すと、
本当に危機かどうかという検証を待たずに、
「あれはいけない、これもいけない」と社会的ヒステリーが発生します。
ヒステリーですから、時間が経てば忘れ去られ、
その頃になると、「あまり危険では無かった」という研究結果が出てきます。
これは一種の環境ファシズムとも言える現象で、
「環境」を盾に取られると、誰も反論出来ない事は大変問題です。

「二酸化炭素による温暖化」は仮説であって、真実ではありません。
本来、学校では、「温暖化論」と「温暖化懐疑論」を両方検証させて、
生徒同士にディベートさせる方が、リアルで有意義な授業になるでしょう。
議論が伯仲すれば、子供達も環境問題に興味を持ち、
誰の意見が正しかったのか、継続的にニュースに耳を傾ける様になるでしょう。

しかし、「温暖化」が国家ビジネスとなってしまった現在、
「温暖化ってウソなんでしょ」って子供が言ったら、
きっと先生はカンカンになってそれを否定する事でしょう。

「二酸化炭素による温暖化」説を爪の先程も信じていない私は
娘に「王様は裸だ!!」と叫ばせてみたい欲求に駆られますが、
その時は、国語の点数は諦めないといけないんでしょうね。