株価、下げては上げ、上げては下げる展開ですが、下落で一儲けしようとする投資家が爆死する微妙な時間差攻撃。
バーナンキショックを思い出しましたが、当時はテーパリングを示唆するバーナンキの発言に新興国市場と株式市場が過剰反応した。日銀が異次元緩和を進めて資金供給わ拡大していたので市場の混乱は次第に収束し、半年後のFRBのテーパリング開始直前には日銀が異次元緩和第二弾を打ち出して援護射撃をした。
現在の状況は全く異なり、FRBは着々と利上げを継続し、ECBは緩和縮小を宣言しており、日銀はこっそり国債の購入額を縮小してステルス.テーパリングを実行中。
依然として緩和マネーで市場はジャブジャブしていますから、相場が下落しても損を取り戻そうとすると投資家が再び相場を釣り上げる。そこを狙って利確している連中との綱引きでしばらくボラティリティーの高い状態が続いた後、相場は一段下落で安定する。こんな事を繰り返すうちに、何の前触れもなく大暴落だ起こり、後に〇〇ショックと呼ばれる金融恐慌が始まると予測しています。
市場の崩壊の原因となるイベントが発生しない事が今回の危機の特徴で、リスクが広く浅く拡散しているために、特定の市場での過熱感が無いままに危機が発生すると予測しています。
湖の上を優雅に泳ぐ白鳥を対岸から見たら実は反対側はブラックだったってブラックジョークを提言して本日の妄想は終了。