人力でGO

経済の最新情勢から、世界の裏側、そして大人の為のアニメ紹介まで、体当たりで挑むエンタテーメント・ブログ。

上げるから上がる、下げるから下がる相場・・・緩和バブル

2018-10-25 10:36:00 | 時事/金融危機

株式市場、原油市場共に派手に下落していますが、その理由はイマイチ分からない。

簡単に言ってしまえば、緩和マネーが増え続ける間は相場は上げ続け、「上げるから上がる」の繰り返し。ところが、ふと気づけば市場は結構な高値になっている。

「そろそろ一度利確しようかな・・・」なんて皆が考えている所に、どこぞの誰かが派手な売りをぶつけると、相場がストンと下がって、それにAIが自動的に反応して売りが増える。こうなると「下げるから下がる」展開となり、瞬発力のあるコンピューターの自動取引の餌食となる個人が多発します。

こういう展開の時は、一旦は売り抜けて、相場が底を打つのをジット待つのが一番ですが、釣りのエサの様に相場が日替わりで上げたり下げたりすると、ついつい食いついてしまうのが投資家の性というのもなのでしょう。


はっきり言って現在の相場に景気のファンダメンタルの影響などほとんど存在せず、今まで上昇する相場の理由付けに「米国経済は堅調」などという理由が後から付けられていただけ。


確かに、短期の変動には各種の経済指標は影響を与えるかも知れませんが、「バブル相場」の原動力は「空気」ですから、上がる時も下がる時も「空気=センチメント」に影響を受ける。


それでも、しばらく乱高下が続いた後は、「何となくこんなモンでしょう」という空気が形成あれ、相場はしばらく安定を保ちます。


問題は、「こんなモンでしょう」という空気が醸成されない場合で、何かを切っ掛けに底抜けする。この切っ掛けも、予測しうる物である事は少なく、売買システムのトラブルだったり、大量の誤発注だたりする場合も有り得る。


問題は、これらのトラブルも含めて誰かの仕込みだったケースで、往々にして親の総取りでバブル相場は終焉を迎えます。日本のバブル崩壊は、日本国債市場と連動して仕組まれた崩壊であった事が後に明らかになっています。


この様に、バブル末期には「インサイダー的に仕掛けられる危機」に対して市場は無防備になります。ですから、賢い皆さんは、そろそろ撤退している頃。残るはエサに条件反射的に喰いついてしまう、根っからのギャンブラーだけ。



ちなにみ、バブル末期の株式市場は、国債金利の上昇に敏感になります。仕掛けは、そこら辺に仕込まれているかと・・・投資など縁の無い陰謀論者が妄想してみました。

安田純平氏の開放・・・ワイドシューはしばらくこのネタで持ち切り

2018-10-25 04:48:00 | 時事/金融危機
 

シリアで2014年からISに拘束されていた安田純平氏が解放されました。「日本政府はトルコ、カタールといった関係国に協力を依頼して・・・」と河野外相が語っていますが、この両国ってISに武器や資金を供与していた国じゃないですか・・・。「関係国=犯人」って事は無いよね。


ところで、臨時国会が始まるタイミングでの人質解放。これで、ワイドショーはしばらくこの話題で持ち切りでしょう。帰国する日などは、「国会そっちのけ」となるハズ。

はたして今国会で憲法改正の発議があるかどうかは不明ですが、片山大臣への野党の追及よりも、安田純平氏ネタに国民は夢中になるでしょう。

あくまでも結果論ですが、最高のタイミングの人質解放となりました。日本政府はトルコとカタールに幾ら払った・・・ゲフン、ゲフン・・・。

『カメラを止めるな!』は映画愛に溢れた傑作だった・・・チープなゾンビ映画と侮るなかれ!

2018-10-25 04:32:00 | 映画
 


『カメラを止めるな!』より


『若おかみは小学生!』を絶賛するネット記事で比較される事の多い『カメラを止めるな!』。ともに「SNSで口コミでヒット」というのがキーワード。

上映開始は2館だけという『カメラを止めるな!』ですが、内容の面白さから若い人を中心にSNSで評判が広がり、今や全国のシネコンで結構な集客。今年を代表する映画となりました。

「手撮り、長回しのゾンビ映画」と聞いていたので、私は勝手に1999年に話題になった『ブレアウィッチプロジェクト』の様な作品だと勘違いしていました。(これ、怖かったですよね・・・)

内容を書いてしまうと面白さが無くなってしまうので、一言で言えば「映画愛に溢れる傑作で、最後は爽やかに感動します」とだけ書いておきます。

日本映画が本質的に持っている「ある種のチープさ」を逆手に取った傑作です。『若おかみは小学生!』と『カメラを止めるな!』を観ずして、今年の日本映画は語れません。