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映画・演劇のレビュー

Gフォレスタ『100年先も手をつなごう』

2007-02-11 22:02:25 | 演劇
 どうしてこういうコスプレ芝居として、このお話を作ろうとしたのだろうか。もっとさりげない、どこにでもある家族の物語を見せてもらうつもりだっただけに、かなりの驚きがある。「愛とはなにか」なんて問いかけからスタートして、あの大仰な衣装とメイクで話が始まった時には、いったい何が起きたのか、と思った。  きっと丸尾さんは、現代のシェークスピアを目指し、この芝居を無国籍の神話として作ろうとしたのではないか . . . 本文を読む
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燐光群+フィリピン国際交流プログラム『フィリピン・ベッドタイム・ストーリーズ』

2007-02-11 10:42:05 | 演劇
 6話からなる短編連作。ベッドタイムをテーマにして、吉田智久さんがフィリピンの演劇人と共同で作った作品。様々な社会問題を織り込んだいろいろなタイプの作品があり、それぞれに楽しめる。テンポのいいオープニングの「ドゥルセの胸に1000の詩を」。この芝居の、ナイフで刺すという行為の繰り返しなんてとても新鮮で面白い。  ただ、最初は字幕に慣れなくて、ストーリーが上手く入ってこなくて困った。字幕を追ってい . . . 本文を読む
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『ローズ・イン・タイドランド』と1月のDVD

2007-02-11 08:46:46 | 映画
 ハリウッド大作『ブラザーズグリム』と併行して撮られた『ローズ・イン・タイドランド』はとても小さな作品だが、傷心のテリー・ギリアムが自分ひとりの趣味の世界に引き籠って作った、とてもチャーミングで残酷な寓話だ。  幻の大作『ドンキホーテ』の顛末はドキュメンタリー映画『ロスト・イン・ラマンチャ』の中で、ほんの少し垣間見ることが出来るが、あの痛手から7年。ようやく立ち直りもう一度作家活動を再開した彼の . . . 本文を読む
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